『D.C.G.C. ~ダ・カーポ・ガールチェンジ~』

 他のHPに投下している私の作品をご存知の方ならお気づきでしょうが、私、こと二次元キャラに関しては、萌える対象が極めて偏っています。
 ひとつめが綾波系。最近ではクーデレないし素直クールと言われる系統ですね。「ナデシコ」のルリ、「みつめてナイト」のライズ、「ときメモ2」の八重さんなどなど。とくに、丸戸ゲームの「ダウナー系ヒロイン」、加藤あおい・秋島香奈子・夏海里伽子は、ほぼガード不能。
 ふたつめが人外系。「とらぶるEVOCATION」の悪魔っ娘リアとか、「電脳天使」の天使フォルとか、「ブルーブレイカー」のホムンクルスなマヤとか、「女神さまにお願いっ!」のアンドロイド麗花とか(なぜマイナーな例ばかり……)、いわゆる人間じゃないヒロインですね。とくにピノキオ的に「最後に人間の女の子になって主人公と結ばれる」タイプだと、クリティカル率が3倍くらいに跳ね上がります。
 そしてみっつ目が、今で言う「男の娘」。ゲームでは、宮小路瑞穂、和久津智、月丘晶子、渡良瀬準、三条寺忍といった
あたりが有名ですかね。生物学的には♂なのに、どう見ても♀にしか見えないコ。もっとも、人外系同様、このタイプも最後に本当の女の子になる話が好きなので、そちら系の人から見ても異端かもしれません。

 さて、前置きが長くなりましたが、3つ目のTS系のSSも実は結構書いてて、「少年少女文庫」や「アダルトTSF支援所」といった場所に投下しております。今回は、そんな中で妄想した、SSの構想を以下で披露します。

妄想ゲームネタ 『D.C.G.C. ~ダ・カーポ・ガールチェンジ~』

すでにスタンダードすぎて陳腐化したキライもあるPC&PS2のギャルゲー「D.C. ダカーポ」ですが、こんな風に妄想すると、TSF的にも萌えるかも……では、ダイジェストでどーぞ!
(※原作のネタバレオンパレードです)


1.『猫がとりもつ縁~よりこ~』

 初音島の三大名家のうちのひとつ、鷺沢家。その家のひとり娘、美咲にはある秘密があった。
 実は、「彼女」の身体的性別は♂(本名・岬)だったのである。しかし、家のしきたりのため、幼少時から女の子として育てられた彼女は、いまや心も(服を着た)外見も淑やかで美しいリッパな「鷺沢家のお嬢様」であった。
 そんな彼女も、中学生になり第二次性徴を迎えるころになると、自らの肉体の変化に悩むようになり、学校も休みがちとなる。いまの彼女の心の支えは、愛猫の「頼子」と毎朝窓からひそかに覗き見る「彼」の姿。精神的にお年頃の女性である彼女が同年代の優しげな少年に心惹かれるのも無理ならぬことではあったが、自らの性別のジレンマに怯える彼女は、告白など夢のまた夢とあきらめていた。
 そんなある日、いつもどおり頼子に彼への想いを語っていた美咲は、不意に気が遠くなり、気がつけば見知らぬ公園のベンチにメイド服を着て腰掛けていた。しかもなぜか頭に猫耳がついており、遊びに来た子供たちに「ねこおんな~」といじめられてしまう。
気の弱い美咲は年甲斐もなく泣き出してしまいそうになるが、そんな窮地を救ってくれたのは、憧れの「彼」──朝倉純一であった。
 千載一遇のチャンスと美咲は、記憶喪失を装って純一の家にメイドとして雇ってもらう。
その際、名前を聞かれて「よ、頼子……鷺沢頼子です」と答えてしまったのは、いまの自分の体が愛猫が変化したものだと、内心悟っていたからだろう(メス猫なので現在の身体は女性)。

 <以下「DC」本編参照。箱入り娘だった「頼子」のメイドさん成長記と、
  背中が痒くなるほどのラブコメ&純愛エロス的展開だと思いねい>

 魔法の桜の花が散るのに合わせて、夢のような時間は終わりを告げ、「鷺沢頼子」の体は猫に、心──魂は実家で昏睡状態の美咲の元へと戻る。想い人との幸せだった時間をしのんで涙を流す美咲だったが、魔法の桜はひとつのプレゼントを彼女にくれていた。
 そして新学期。本校(高等部)に進級した純一のクラスに転校生としてやってくる美咲。
 昏睡状態から目が覚めた彼女の体は、なぜか完全に少女のものに変化していた(しかも、周囲の記憶もいつの間にか書き換わっていた)。今度こそ、本当の自分のまま純一と恋人同士になれた美咲は、このうえなく幸せだった。
 (ラストで、実は代わりに猫の頼子がオスになってるというオチ)


2.『親友は大和撫子~かなえ~』

 初音島の三大名家で最も古い家系の工藤家。そのひとり息子である叶(かなえ)は、本校への進級を2ヵ月後に控えた現在、ひとつの悩みを抱えていた。
 さかのぼること半月ほど前の15歳の誕生日の前夜、祖母から思いがけない話を聞かされたのだ。
 工藤家に伝わる呪いのせいで、この家の長男は15歳の誕生日を迎えると、性別が女性に変わってしまうのだという(そのため、叶も男女どちらにでもとれる名前をつけられた)。
 半信半疑どころか一信九疑だった叶だが、一夜明ければ股間から、やや貧相(笑)とはいえ、これまで14年間キチンと機能していたブツが消えてしまっていた。その日を皮切りに体つき(とくに胸)も徐々に女らしくなっていく叶。現在はサラシを巻いて誤魔化しているが、体育の時など、いつもバレないか冷や冷やしている。
 それと同時に、祖母の「工藤家の娘たるもの大和撫子たるべし!」という方針のもと、華道や日舞、料理や和裁といった習い事を強制されているのだ(無論、家では振袖をはじめとした女の子らしい服装)。しかも、慣れるにつれそれらがだんだん楽しくなってきている自分がいることも自覚しており、15年間の少年としての自分のアイデンティーに揺れる叶。
 そんな時、息抜きのためお花のお稽古事からこっそり抜け出した叶は、公園で黄昏ているところを、クラメイトで親友とも言える少年、朝倉純一に目撃され、声をかけられる。
 幸い純一の方は「彼女」が友人の「工藤」だとは気付いておらず、物憂げな和服美少女の様子を心配して話しかけてきたらしい。彼に「女の子」として扱われることに気恥ずかしさを覚える半面、どこか暖かく安らいだ気分になる叶。
 それからも、暇を見つけては「謎の少女・かなえ」として純一と「逢引」を重ねる叶。

 <以下「DC」本編参照。やっぱり背中が痒くなるようなラブコメと、和服美少女とのエロス展開にハアハア>

 今まであれほど迷っていたのがウソのように女の子としての生活に馴染んでいくが、半面、真相を純一に知られたらと、今度は別の悩みを抱く叶の様子は、紛れもなく「恋する乙女」そのものだった。
 終業式の日、思いきって正体を打ち明けたところ、純一は「元男だって気にしない。今、目の前にいる可愛くて優しい女の子のことが好きだ」と応え、ふたりは相思相愛に。厳格な叶の祖母にも、純一が漢気を見せることで仲を認められ、晴れて正式に許婚となる。
 本校進級とともに学園に女子制服で通うようになった叶は、今日も幸せいっぱいで恋人と腕を組んで登校するのだった。
 (学園側や同級生には「実は家のしきたりでずっと男装してました」と説明したというオチ)


3.『還らぬ人~もえ~』

 初音島の三大名家の残るひとつ、水越家。その家の長女であり、クラスメイト眞子の姉でもある萌のことを、本校への進学を控えた最近の純一は意識するようになっていた。

 <以下「DC」本編参照。「ありえねー」と絶叫したくなるほどこそばゆいラブコメと、
  巨乳&天然な先輩とのエロスに萌え~>

 いつも眠そうで、ちょっと(だいぶ?)ボケボケしたところがあるものの、年上らしい包容力とナイスプロポーションを持つ美人として知られる萌だが、彼女は誰にも語れぬひとつの秘密を抱えていた。
 幼少時に、萌には仲がよかった「圭くん」という少年がいた。彼は萌が車にひかれそうになった時、萌を庇って代わりに死んでしまった……ということになっているが、真相は異なる。
 実は、今「萌」の体にいる魂こそが、ほかならぬ「圭くん」と呼ばれていた少年のものなのだ。
 彼女を庇ってぶつかった時にふたりの心が入れ替わったのか、肉体を失くした彼の魂がそばにいた萌の体を乗っ取ってしまったのか、彼自身にもわからない。
 幸いこの体にあった本物の萌の記憶もおぼろげながら読み取れたため、事故後に目覚めた時以来、「彼女」はずっと「水越萌」として振る舞ってきていた。せめて残された萌の家族を悲しませないために。
 しかしながら、成長するにつれて生来のものとは異なる性に違和感を感じ、また本当の自分を理解する人がいないという孤独感に苛まれた「萌」は、睡眠薬を常用し、夢うつつの世界へ逃避するようになった。夢の中では、彼は元の「圭くん」であり、死んでしまった本物の萌にも会えるから。
 しかし、最近、とあるキッカケ(本編参照)から、純一の身の回りの世話をするようになり、さらに彼と恋人と呼べる関係になって以来、徐々に睡眠薬を飲む量が減り、「萌である自分」に違和感を感じることもなくなってきていた。
 幸福感に満たされていた萌だったが、ふと、自分が今の立場に完全に馴染んでおり、そして本物の萌のことを思い出す機会が減っていることに思い至り、愕然とする。
 罪悪感から発作的に大量の睡眠薬を飲んで、深い眠りに落ちた「萌」だが、久しぶりに夢の中で会った「幼いころの萌」に指摘されて、自分が今や夢の中でも「圭くん」ではなく「成長した萌」の姿をしていることに気付く。
 「それでいいんですよ。5歳までの萌はわたしですけれど、
 それからの10年以上は、あなたが萌をやってきたんですから」
と、「本物の萌」に諭されて、自分の過ちに気付く萌。
 夢の中まで「迎えに来た」純一に手をひかれて現実に帰る萌。目が覚めた時、彼女を力一杯抱きしめる恋人の腕の温かさを感じながら、萌は心の中で幼馴染だった少女に、感謝の言葉を述べるのだった。
 (実は、純一は自らの持つ「他人の夢を見る力」で、「萌」の夢を何度か見て真相を薄々感じとっており、 その時夢の世界で本物?の萌に「圭くん……ううん、萌ちゃんのこと、くれぐれも頼みますよ」と託されていたというオチ) 


4.『嗚呼勘違い~あいしあ~』

 高名な魔女であった純一の祖母を訪ねて、ヨーロッパから初音島にやってきた魔法使い(見習い)の少女、アイシア。
 しかし、純一の祖母は数年前に亡くなっており、その孫である純一は、祖母から学んだ魔法の知識こそ豊富なものの、実践の方は「手から和菓子を出す」魔法と「他人の夢を不随意に覗き見る」魔法しか使えない、いささかハンパな存在だった。
 落胆したアイシアだったが、純一が才能があるのに魔法をうまく使えないのは、魔女の家系にも関わらず、彼が男だからだと思い至る。
 100パーセント善意で(頼んでもいないのに)持てる魔力のすべてを振り絞り、ついでに魔法の桜の力も借りて、純一に「性別転換」の魔法をかけるアイシア。
 魔法陣の光が収まったとき、そこに立っていたのは、祖母の若いころ(12、3歳くらい?)とそっくりの金髪碧眼の少女になってしまった純一の姿だった。
 「元に戻せ」とアイシアに詰め寄る純一だったが、魔力を使い果たしてしまったアイシアが完全に回復するのは数ヵ月以上かかるという。かといって、この種の魔法は他人が無理矢理解こうとすると難度が数倍跳ね上がる。
 ケガの功名というべきか、かなりの魔法の使い手となった純一は、やむなく周囲の人々の記憶を操作し、「彼女」自身を「朝倉純一の従姉の少女、芳乃さくら」として認識させる。そのうえで、「純一は海外に短期留学に行った」という認識を植え付け、元の朝倉家の隣にある祖母の家(芳乃家)で、アイシアと生活することとなった。
 アイシアの面倒を見つつ、同時に「新米女の子」として彼女のフォローを受けるさくら(純一)。
 一刻も早く一人前の魔女となるべく修行を続けるさくらだったが、男嫌いというほどではないものの軽いレズっ気のあるアイシアは「純一さんには悪いけど、当分さくらさんのままでいてくれる方がいいなぁ……だって可愛いし♪」とのんきに考えるのだった。
 数年後、いまだ男に戻れないまま大学に進学し、裏では祖母の再来と呼ばれる高名な魔女となった、芳乃さくらこと純一の姿があった。アイシアもその弟子として成長しているのだが、「彼女」を男に戻すことは、のらりくらりと拒んでいる。最近ではさくらも無理に戻せとは言わず、自分で解除を試みているのだが、どうもうまくいかない。しばらくは、このまま
魔女を続けるしかないか、と半ばあきらめ顔のさくらだった。
 (魔法が解けないのは、優しくて美人な師匠(PC版「D.C. White Season」の大人さくらを参照)を失いたくないアイシアが、こっそり魔法を重ねがけして強化しているため。魔法の桜の木とも連動したそれは、すでに人間には殆ど解呪不可能な域に達している……というオチ)


5.『"いもうと"ができた日~ねむ~』

 美人で礼儀正しくて頭がよく、家事も(料理を除いて)ソツなくこなす、よくできた妹さん。
 それが、朝倉純一の妹、朝倉音夢に対する世間の評判だ。
 実はそれは外面で、家では結構ダラシなかったり、(おもに兄に対して)に乱暴だったりするのだが、その反面、兄(実は義兄)である純一に何かと甘えてきたりする面もあり、可愛い妹だと純一自身も思っていた。それどころか、最近では彼女のことを「妹」ではなくひとりの「女の子」として意識している瞬間もあり、内心焦っていたりもする。
 世間の目はともかく、血のつながらない兄妹なのだから、いざとなれば結婚だってできるはずなのに(そして音夢の方からはあからさまにOKサインが出ているのに)、純一が恋人関係に踏み込めないのは、決して倫理的な理由からではない。
 周囲の人間、そして音夢自身さえ覚えていないが、幼い日、音夢が朝倉家に引き取られたころの彼女は、実は「彼女」ではなく、音也という男の子だった。それがある日、些細なキッカケから純一と音也で言い争いになり、純一が「本当は弟なんて欲しくなかった。どうせなら可愛い妹ができるほうが嬉しかったのに」と勢いに任せて言ってしまったことで、音也はショックを受けて家出してしまったのだ。
 そして、あわてて純一が彼を探し回ったところ、魔法の桜の木の下で、なぜか「妹」になっている「弟」を発見した……というわけだ。
 もっとも、音也あらため音夢本人も含めて、純一以外のすべての人の記憶は、「朝倉家に引き取られたのは音夢という女の子」という風に改ざんされていた(無論、桜の木の願いをかなえる魔法の力によるもの)。
 今更ながらに自分の言葉を悔いた純一だったが、もはや手遅れ。こうなったからには、一生兄として音夢を守っていこう……と幼心に決意したのだ。
 ──そして数か月経った本校進級の始業式の日。純一と腕を組みラブラブな様子で桜並木を歩く音夢の姿があった。あの時の決意もむなしく、義妹に手を出してしまった純一だが、幸せそうな音夢の姿を見て、兄じゃなく生涯の伴侶としてそばにいるのもアリかなぁと思い直すのだった。
 (実は、音夢自身も昔の事を覚えていたのだが、兄に「責任」とらせるために誘惑していたというオチ)


6.その他、小ネタ

『ロボっ娘ぱにっく~みはる~』
 木に登った猫を助けようとして木から落ちた後輩の少女、天枷美春を助けようした純一。
ところが、いざ美春を受け止めたものの踏ん張りきれず、転倒して頭を打った純一は、打ちどころ悪く首の骨を折って死んでしまう。
 しかし、美春の父・天枷博士は、娘の恩人をむざむざ死なせるほど恩知らずではなかった。
 (絶好の実験素体である)純一の死にたてホヤホヤの遺体を研究所に運んだ博士は、丁度製作中だった人間(というか娘の美春)そっくりの半有機アンドロイド、ミハルのボディに純一の脳を移植する。
 こうして、「ぐーたら少年・朝倉純一」あらため、「天枷美春の双子の妹・天枷春美」として復活した彼は、否応なしに騒動に巻き込まれていくのであった。 

『TOMBOY ~まこ~』
 校舎で出合い頭にぶつかった純一と眞子の意識が入れ替わる……という転校生ネタ。
 入れ替わりを互いにフォローするため、恋人同士のフリをする(本編参照)。
 ラストはオリジナル同様、元に戻り、改めて本当の恋人同士になってめでたしめでたし。
 (で、その後もふたりでブツかると意識が簡単に入れ替わる後遺症が残るというオチ)


以上です。我ながら、よくぞここまで妄想したっ!
どれかひとつふたつくらいは、ダイジェストでない完全版を書くのもアリかも。さすがに全部は無理ですが……。
万が一リクエストがある方は、コメントお願いします。
また、このネタをもとに「自分で書いてみたい」と思われる方は、ご自由にどうぞ。書いたものをどこかに掲載されたなら、教えていただけると有り難いですが……。
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No title

4.『嗚呼勘違い~あいしあ~』の完全版が見たいデス
支援所の砲でもたまにコメ書いてます
応援してますのでがんがれ ^-^

No title

1.『猫がとりもつ縁~よりこ~』と2.『親友は大和撫子~かなえ~』が見てみたいです。
支援所での連載も期待しています。

返信

>とくめいさん、みやみやさん

コメントありがとうございます。
そうですね、とりあえず、「よりこ」→「あいしあ」→「かなえ」くらいの順で、書いてみようと思います。
もっとも、最初のよりこも年末くらいになりそうですが……。
気長にお待ちください。

No title

いつも楽しく拝見させてもらってます。

D.Cは 個人的に大好きな作品です

OPの音楽聴くだけでいろいろ思い出し号泣するしまつですw

『TOMBOY ~まこ~』が王道的ですごくみてみたいです^^
プロフィール

KCA(嵐山之鬼子)

Author:KCA(嵐山之鬼子)
Pixiv、なろう、カクヨムなど色々書いてます。感想などもらえると大変うれしいです。
mail:kcrcm@tkm.att.ne.jp

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