『銀英殿』とかどっかの結婚式場にありそう

 雑談です。
 昨年末から注目していた、あんこ系SS『銀英伝みたいな何か』が某所で無事完結、しかも個人的には望みうる最良に近い形の結末だったので非常に愉快な気分になっております。
 軽く解説すると、同作は「スペースオペラ小説『銀河英雄伝説』をなぞりつつ、原作的にはクズ悪役系雑魚だったフレーゲル男爵のポジションのキャラを改変し(AAは「デスノート」の月)、非常に優秀かつ開明的な人物にすることで、物語の流れが大きく変わった」二次創作だと言えるでしょう。
 フレーゲル改変と言うと、☆凛さんのところの「やる夫は少しだけマシなフレーゲル男爵ようです」を思い出すのですが、あちらのやる夫が石器時代の勇者に気に入られるレベルの脳筋なのに対し、こちらの月(ライト)は情報と防御戦(+個人的武力)に長けた参謀タイプで、幼年学校時代からラインハルトの先輩かつ唯一のライバルとして、彼と鎬を削ります。
 両者共、我の強い性格なので、模擬戦その他でぶつかり合いながらも、どこか内心では相手の優秀さを認めているようで、そばで見ているキルヒアイスやアルフレットなどは微笑ましく思っていたり。
 しかし、士官学校を出ると月はブラウンシュバイク閥の私設艦隊の参謀に、ラインハルトは帝国軍へと道が分かれて……と、続きが気になる方は、タイトルで検索して是非読んでみてください。

 こう言ってはナンですが、実は田中芳樹さんの大ファンというワケではありません。「アルスラーン戦記」とか「創竜伝」とか、中盤までは物凄く面白かったのに後半戦になると一気に失速したのが残念無念。むしろ「ウェディング・ドレスに紅いバラ」とか「七都市物語」みたく短めにカッチリまとまってる方が完成度が高くで好きだったり……と、それはともかく。長編におけるグダる空気を踏まえつつも、「銀英伝」のキャラクターはやはり魅力的だと感じます。
 個人的には、ラインハルトよりヤン派で、二次創作でも「異聞・銀河英雄伝説」とか「金髪さんの居ない銀英伝」、あるいはクロスオーバー物で「Fate/sn×銀英伝クロスを考えてみた」などが好きなのですが、帝国側ラインハルト側を主役に持って来ても面白い作品は書けるのだなぁ、と改めて実感しました。
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No title

 御紹介の二次の内、私も何作か読んでいます。銀英伝以外にも艦これ、アイドルマスター、ゼロ魔など二次創作が活発な作品が多いですよね。多分元の原作の良さに加えて、様々なIFが成り立たせられる拡張性があるのか、それとも読者に欲求不満を覚えさせる要素が多いのか・・・何にしろ、こうした形でも取り上げられるのは偉大な作品だと私は思います。

Re: No title

そうですね、名作性とは別に、拡張性と「ほんのちょっと物足りない感」は二次創作の勃興には不可欠だと思います。完全に隙間なく閉じて完成していると、その余地がありませんし。


>多分元の原作の良さに加えて、様々なIFが成り立たせられる拡張性があるのか、それとも読者に欲求不満を覚えさせる要素が多いのか・・・何にしろ、こうした形でも取り上げられるのは偉大な作品だと私は思います。
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