気分転換に一般作(笑)を書き出してみたけれど……

 仕事関係でヘマしてガチ凹み中。それ自分のウッカリが大元なので、責任転嫁(とい名の逃げ)はできないんで……。週明けの月曜がユウウツですわ~。
 とりあえず、気分(くち)直しに、前々から考えてた三兄弟の各自が主役のオリジナル転生物ノベルの、次男と三男のを書き始めてみたり。
 どちらかが一定量溜まったら、「なろう」か「カクヨム」あたりに掲載します。



↓次男主人公のモ●ハン系ワイルド世界への転生物

『牧瀬双葉は転生超人である──ただしチートはない』
 ~異世界転生したからってチートで無双できると思うなよ~


スタンピート(爆走)

 「人がゴミのようだ」とは、とある悪役の著名な慢心セリフ(兼負けフラグ構築ポイント)だが、眼下の現状を表現するにも、先ほどのセリフほど的確なものはそうないだろう。
 すなわち……。

 「ひぃ、く、来るな…(DOKAAAAAAN!)…ぐへっ!!」
 「ちきしょう、ハロルドがヤられた。至急援護をたの…(BAKOOOOOOOOM!)…へげぁッ」
 装備も含めて総重量が100キロを軽く超えているはずの成人男女たちの体が、どこぞのボクシング漫画のフィニッシュブローを食らったが如く、軽々と宙に舞っているのだ。
 さすがに頭(というか顔)を下に真っ逆さまに落ちるような御約束(ヘマ)はしていないようで、今のところ命に別状はなさそうだが、この状況があと半時間も続けばそれも怪しい。

 (そもそも、いくら完全武装してるからって、「森○くんふっとばされた!」をリアルに体現して生きてるだけでも、十分人間ばなれしてるよなー)
 殺伐とした“現場”にそぐわぬいささか呑気な感想を脳裏に抱く──もっとも、その意味では自分も似たり寄ったりのインチキじみた存在ではあるのだが。
 「(はぁ~、この仕事、やっぱり断るべきだったかねぇ)ハーレィ、そろそろ矢が尽きる」
 半ば後悔とも諦めともつかぬネガティブな感慨を抱きつつも、口調だけは至極真面目に、相棒……というほど親しくもないが、それでも時折“仕事”で一緒になる、それなりに気心の知れた青年に声をかけておく。
 「こっちも弾数の残りが心もとないな。これまでに何頭倒したっけ?」
 「私とお前で合計15頭だ。一応、規定の討伐数には、あと1頭で届く」
 「引くか? もっとも、素材回収ができる状況じゃねぇから、矢弾代の分、討伐報酬だけじゃあ赤字に近いが……」
 正直、身の安全と面倒くささを天秤の片方に乗せるなら、それもアリかと思わないではないが、生まれ育った環境からくるメンタリティが、あちらこちらに散らばる“素材”──メガバフズ(大型野牛)の死体を放置して帰ることに、強い拒否感を覚えてしまうのだ。
 (「お残しは許しまへんでー」ってか?)

 メガバフズは茶灰色の野牛(バイソン)をふた回りほど大型にしたような動物だ。全長は5プロト(=メートル)弱、体高も3プロト近くあり、普段はのんびり草を食(は)んでいるが、いったん敵を認識すると、その巨体を活かした体当たりで執拗に攻撃してくる。
 肉は少々硬いものの美味だし、毛皮や骨、角なども加工素材としてはなかなか優秀で、総体的に見て利用価値はかなり高い。
 一般人が相手にするのはかなり危険度が高い……というか、単独ではほぼ自殺行為だが、狩猟士(ハントマン)であれば、1対1ならノービス(駆け出し)であっても、多少時間はかかるかもしれないがそれほど苦労せずに狩れる獲物だ。
 ──そう、「1対1なら」。
 普段は食餌量の関係かあまり群れることのないメガバフズだが、さすがに繁殖期には1ヵ所に集結し、つがいの相方を見つけようと、いわば集団お見合いに近い様相を呈することがある。
 人間側としては、この絶好の機会を逃すわけもなく、その“お見合い会場”に狩猟士の一団を送り込んで濡れ手に粟の大儲けを狙うのだが……。
 たとえ1頭でも、まともに食らえば車●飛び必至のハリケ●ンミキサーもどきを、数十頭相手に四方八方から食らえばどうなるか──その答えは、今目の前にあった。
 あるいは熟練者が、それなりの重装備に身を固め、かつ崖を背にするなど見えない場所からの奇襲を防ぐポジショニングをしていれば、突撃を受け止められる可能性は十分あるが、ノービスをやっとこ卒業したような、アプレンティス(下級)になりたての狩猟士達では、そこまで望むべくもない。
 ──え? 「その事を教えてやらなかったのか」?
 無論、出発前に伝えはした。
 とはいえ、今回一緒に“仕事”することになった4人組は、アプレンティスに昇級したばかりで、まだまだ経験も浅い。とくについ先日、初めて「蹄獣種」の巨獣、アストーラスを撃破したばかりで少々調子づいていたことも、悪い方向に働いたのだろう。
 「あのアストーラスを倒せる俺たちが、ちょいと大きな牛相手に警戒する必要はない」とでも思ったのかもしれない。

 「まったく……なんで、マスター(上級)クラスの俺たちが、わざわざ武器を飛び道具に持ち替えて参加してるのか、わからんもんかね」
 高台の上から弩砲(バリスタ)を撃ち続けてるハーレィが溜息をついた。
 「想像力には各人によって限りがある。その限界を超えた事態には、人はなかなか対処できないものなのだろう」
 同感ではあったが、多少は新米連中を擁護するようなセリフを吐いてから、今いる大木の枝に使用していた長弓(ロングボウ)をくくりつけ、念のためにと持ってきていたもうひとつの武器を手に取る。
 「片手剣(グラディウス)か。盾がないみたいだけど大丈夫か?」
 「どのみち、メガバフズの突進は、小盾(バックラー)くらいでは受け止めきれない。かわすしかないのだから、問題はない」
 わずかに心配げな表情を見せるハーレィに対してそう返すと──タイミングを慎重にみはからって、木の上から飛び降りる!
 “ゲーム内で何回も経験した通り”見事にメガバフズの1頭、それも残っているなかでもひときわ大きな個体の背に、巧く飛び乗ることができた。
 メガバフズなどの多くの蹄のある草食獣にとって、背中というのは色々な意味で死角にあたる。“第5の肢”とでもいうべき長い鼻を持つ「鼻操種」や体の柔らかな「剣牙種」ならともかく、体の構造上、蹄獣種には頭のすぐ後ろの背部を攻撃する手段がないのだ。
 あえて言えば、その場で寝転がって横向きに一回転でもすればどうにかなるかもしれないが、この乱戦というのもおこがましい混沌とした場で、そんなコトをすれば自分も即、他のメガバフズに轢かれることになるだろう。
 頃合いを見て、首の後ろ延髄に相当する場所に鋭く尖ったグラディウスの先端を挿し込み……。
 乗っている個体がビクンと痙攣した瞬間、近くを並走──もっとも本人(本牛?)にそんな気はないだろうが──していた別の個体の背に飛び移る。
 3メートル以上の高さで5メートル近い距離、しかもふたつの巨体が最接近するタイミングを見計らって跳ぶというのはなかなかシビアだったが、どうにか成功させることができた。
 そこからは、ある程度メガバフズの数が減るまで同じことの繰り返しだ。
 6頭ばかり倒したところで、いくら興奮しているからとはいえさすがにヤバさに気付いたのか、それとも単純に数が減って面積あたりの密度が下がったせいか、手近に乗り換えられる牛が見当たらなくなったが、その分、先程までボーリングのピンみたく跳ねとばされてた連中が息を吹き返す。
 そう、落ち着いて対処すれば、あれでも一応狩猟士のハシクレ。巨獣でもない相手にそうそう遅れをとることはないのだ。
 「あとは正攻法で十分だろう」
 さっきまでとは逆に、近くに他の野牛がいないことを見計らってから、しがみついている個体の急所を貫いて倒す。
 生命の灯が消えるとともにガクリと膝を折るメガバフズから、あえて慣性に逆らわずそのまま飛び出し、前回転受け身の要領で着地。すぐさま四方に視線を走らせ、敵味方の現在位置を見極めて、そのうち一番近くで背を向けているメガバフズにダッシュで接近する。
 <以下書き溜め中>


↓三男が主役の「メタルマ●クス」系世紀末後世界物

『元サラリーマンは荒廃した世界でヒャッハーしたいようです』

 「♪はるの~うららーーっと、くらぁ」
 川沿いをツーリングしているせいか、つい鼻歌なんぞが漏れてくる。まぁ、別に隅●川を並走してるワケじゃねーんだけどな。
 これで、乗ってるのがカブで荷台に寿司桶でももくくりつけてあれば古きよき江戸っ子の寿司屋さんなんだが、生憎俺の愛車はチョッパータイプだし、後部にはゴツい重火器が備え付けてある。
 それでも、風を切って走るのが気持ちいいことには変わりはないんだがね。
 川の水は何度か見た記憶のある●田川よりもパッと見はきれいで、そのまま飲めそうなくらいだが、かと言ってむやみに近づくワケにもいかん。

 『Gyaaa!!!』

 ……ほらね? こういう産業廃棄物と水棲生物が合体事故起こしたみたいな輩がホイホイ現れるような場所だしな。
 とりあえず、俺は愛車を止め、バイクにまたがったまま、背中から抜き放ったショットガンを適当に「ハサミの代わりにランチャーを両手に付けたカニっぽいバケモノ」に向けてブッ放した。
 散弾のいいトコロは、適当に狙っても、適当に当たってくれるトコロだな、ウン。某狩りゲーではイマイチ使えん子だったが……。
 瞬時にして鉄くず(いや、本当に鉄なのか知らんけど)と化した、モンスター(?)の残骸をしばし観察してみたものの、あまり金目のモノは取れそうにない。せいぜい、比較的マシな状態の腹部の甲羅(?)くらいか。
 「しゃーねぇ。ま、コレで一応、今週の依頼は果たしたコトになるはずだしな」
 賞金首に比べれば雑魚モンスターの討伐料金なんて雀の涙だが、それでも今日の宿賃くらいにはなるだろう。
 俺は、すっかりおなじみになったオータの町に向かってチョッパーを走らせた。
 「今日の晩飯は何にすっかなぁ」

 さて、いきなり過ぎて何が何だかポルナレフ……なんてロークォリティな方はいないとは思うが、念のため最低限の説明だけ付け加えておこうか。
 俺こと某弱小ソフトの広報部に属する平社員だった牧瀬三郎は、ある朝、目が覚めたら世紀末的RPG『鋼鉄叙事詩』ちっくな世界に転生していた。以上!
 ──何、「唐突すぎる」? 「前振り部分で手を抜くな」?
 いや、そうは言われても、発端そのものは驚くほどテンプレな展開だったし……

 * * * 

 「さ……よみ……れ……この…………っ」」

 初めて目を覚ましたのは、このテの話のお約束というべきか、Dr.ハーバードの研究室だった。
 (なんだよー、俺が朝に弱いと知ったうえでのこの狼藉か?)
 眠い、というよりダルいという感覚に支配されていたその時の俺は、そのまま二度寝を決め込もうとしたんだが……。
 「えぇ加減に、起きんかぁ!」

 ──ボムッ! バチバチバチッ!!

 「あんぎゃあ~~!」
 電気ショックというより処刑台の電気椅子ってな感じの、すさまじい高圧電流を流しこまれては、低血圧気味な俺もさすがに目を覚まさずにはいられない。

 「なにしやがんでぃっ!!」
 マンガみたくベッド、いや手術台の上に垂直に30センチばかり跳ね上がって俺は飛び起きた。

 「おおっ!? ホントに生き返りおったわい」
 もっとも、なんとも無責任な台詞とともにはしゃぐ、いかにもマッドサイエンティスト風の白衣の男を見た途端、驚きのあまり怒りは霧散したけどな。

 「え、もしかして……Dr.ハーバード!?」
 目の前の初老の男性とその傍らにいる古傷だらけの大男のコンビは、最近中古屋で買って手に入れたゲーム──『鋼鉄叙事詩・参』に出て来る、通常のRPGにおける神官代わりの死体蘇生係、Dr.ハーバードをほうふつとさせた。
 「ん? なんじゃ、ワシのこと知っておるのか?」
 さらに驚いたことに、思わず口から出た言葉を、当の本人に肯定されちまったし。

 (オーケー、とりあえずCOOLになろう。俺の名前は、牧瀬三郎。職業は二流ゲーム会社のサラリーマン。昨日は『鋼鉄叙事詩・参』を、酒場までプレイしたところでセーブして寝た……はずなんだが)
 常識的に考えれば、この状況、単に『鋼鉄叙事詩』っぽい夢を見てると考えるべきなんだろうけど、生憎身体の痺れと痛み、そして鼻をつく焦げくさい匂いが、そういう逃げを許してくれない。

 ──どうやら、コレは紛れもなく現実だと認識しておく方がよさそうだ。状況からして、俺は『鋼鉄叙事詩・参』の主人公の立場に放り込まれたらしい。

(くぅ~、よりによって『鋼鉄叙事詩』、しかも3作目とは。職業がタンカー固定なのは、まぁいいとしても、主人公、改造人間なんだよなぁ)

 一瞬脳裡に「やめろォ、ジョッ……グラノール! ぶっとばすじょ!」と、手術台に拘束されてわめいている自分という絵面が浮かんだが、とりあえず無視する。

 (いや、待てよ。身体は自前のものというパターンもありうるか)
 「ドクター、すまんが、鏡はないか?」
 「ん? ここに鏡なんて上等なモンはないが、自分の顔が見たいならなら、そこの棚のガラスでも覗いてみてはどうかの?」
 言われた通り、得体の知れない薬の瓶がしこたま詰め込まれた棚のガラス部分に自分の顔を映してみる。
 「OH……」
 結果は──うん、断じて俺の地味メンフェイスじゃないな。
 感電の影響か逆立ち気味の乱れ放題な赤毛。沖縄とか東南アジアあたりで見かけそうな浅黒い肌。美形というには少々目鼻のパーツが大きめだが、よく見ればそれなりに整ったワイルド系イケメン(ただし両頬に大きな傷あり)な容貌。
 年齢は……わかりにくいけど20歳前後かな。
 パッと見の印象や髪の色からして、たぶん『参』の主人公のバレル(デフォルト名)なんだろう。

 「ま、とりあえず命があった、って言うか生き返っただけでもメッケモンか。世話になったな、ドクター」
 色々考えたいことはあるが、ここでウジウジ悩んでても仕方がないので、とりあえず研究室をお暇することにしよう。
 「うむ。ワシとしても、お主は電撃蘇生実験に成功した1号であるからな。折角甦った命、大事に使うがよい」
 初老のドクターは、俺から治療費(?)をせびることもなく、思ったより人間味のある台詞と表情で送り出してくれた。
 ゲームでは実験にしか興味がないマッドサイエンティストかと思ってたけど……意外だ。
 「あ、ちょい待ち! お主、その風体からしてハンターじゃろ? もし仲間や知り合いが死ぬ場面に出くわしたら、ぜひ此処へ連れて来て、蘇生実験に使わせてくれ」
 ──訂正。やっぱ骨の髄までマッドだ。
 とは言え、悪い条件じゃない……ってか、むしろある意味望外の幸運とも言えるしな。
 「りょーかい。ま、個人的にはそういう状況にならないことを祈るがね」

 <以下書き溜め中>


 ちなみに、長男は現実でのループ転生(というか死に戻り能力)者。一見、天才・優等生に見えるが、実はそれは「繰り返して」いるからこそ。そして、なぜか一般人(?)のはずなのに、やたらと乱立する死亡フラグ。彼はこの先生きのこることができるのか!? ……てなお話になる予定。
 あ、このブログの読者なら気になるかもしれませんが、次男の双葉さんは男からゲームアバターの女性にTS転生したクチ。三男の三郎くんは普通に主人公キャラ化ですが、メインヒロインの中身は現実では男だった人が転生してます。
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