書き手以外には超どうでもいい話[立場交換設定ネタ雑談]

 このブログに来られた方には今更の話でしょうが、最近(ここ2、3年)の私は、TS(一部OD)ネタの亜種とも派生とも言える「立場交換」ネタのSSを、そこそこなペースで書いています。
 で、これまた今更なのですが、私の書く立場交換には幾つかの類型──というか、原理的な意味でのタイプがありまして……。
 以下、書いてる本人の自己満足以外のなにものでもない設定に関して言及しますので、「そんなの見たくねぇ!」という方はブラウザバックして下さい。

1)お札(名札)交換タイプ
 最新作「ボクがバスガイドになったワケ」やこれまでの名札交換シリーズなどの中核を担うギミック。OD亜種の「俺の従妹がDカップ女子小学生のはずがない!?」にも登場した。
 本来の製作者は「戦う妖精乙女プリティキュート!」に登場した魔女・西条眞子。ネットの裏サイトでこっそり販売しているが、「本当にコレが必要な人」にしか商品ページが見えないようにしてある。
 2枚1組の名札型アイテムで、甲と乙それぞれが自分の名前を書き、それを相手に渡して胸につけることで立場交換効果が発動する。
<特徴>
 ・甲と乙の両者がこのアイテムを使用することに合意しないと、効果は発動しない。
 ・効果が発動すると、甲と乙の“名前”、“社会的身分”、“肉親などの家族関係”などの“立場”全般が交換される。
 ・あくまで立場交換なので、肉体的には交換する前の本人そのまま。ただし、交換された立場に沿って、髪型が変わったり、筋肉が落ちたりついたり、日焼けしたり色白になったりの微妙な変化はある。また、その時の着衣も交換されるが、サイズは着用者に合ったものになる。女性の立場になると自動的にメイクしていることも多い。
 ・交換した立場に必要な知識や技能、身体的な癖や習慣なども自動的に備わる。反面、能力(筋力や柔軟性、学力など)もその立場相応のものに変化してしまう。
 ・交換する前の本来の立場に付随する記憶や自意識も一応残っているが、普段は強く意識しないと思い出せない。さらに立場交換している時間が長引くにつれ、その傾向は強まる。
 ・前述のとおり立場交換が長引くと、乙の立場になった甲は、自分が本来甲であったことを忘れがちになる。ほぼ完全に意識しなくなると(あるいは「ずっと乙のままでいる」ことを決意すると)、身体的にも徐々に乙の立場にふさわしいものへと変化し始める。
 ・元の立場に戻るためには、もう一度名札を取り換えて付ければいい。ただし、「交換した立場のままでいること」を甲・乙の両者が意識的に選択すると、再度の立場交換は(免疫のようなものができて)不可能になる。

<代表作>
・「名札はキチンと付けましょう」から「ボクがバスガイドになったワケ」までの名札シリーズ
・「俺の従妹がDカップ女子小学生のはずがない!?」
※ちなみに「テディベアブルース」で亜由美が眞子から受け取った魔法陣は、この名札に使用されているのと同種の魔法が込められている。彼女は魔女のハシクレなので、使用対象の同意を得ずに第三者として発動できた。

2)絵(鳥魚相換図)利用タイプ
 「次期当主はメイドさん!?」で初出。一枚に鳥、もう一枚に魚が書かれた古い日本画で、ふたりの人間がそれぞれを枕の下に敷いて一晩寝ると、朝起きた際に立場が入れ替わっている。本来の製作者は江戸時代の数寄者画家の円山仁挙だが、弟子による習作や粗悪な複製も出回っている。「降嫁」に登場した橋元家秘伝の枕も、同様の効果を持つ。
<特徴>
 ・“名札”は、両者が名札の使用に同意しさえすればよかった(効力を説明する必要はない)が、この“絵”に関しては、甲と乙の両者が絵の効果を知ったうえで使用しないと立場交換は成立しない。
 ・立場交換の結果自体は、名札とほぼ同様。強いて違いを挙げると、寝ている間に、甲と乙の身体は、入れ替わった立場にふさわしい場所、すなわち甲が寝た場所に乙が、乙が寝た場所に甲が、いつの間にか移動している。
 ・もうひとつの違いとしては、(仁挙の描いた真作以外は)特にそのままでいることを決意したりしなくても、ずっと立場を交換したままだと身体的な変化が起こる。しかも、名札よりも変化の進行が速い。
・元の立場に戻るには、再度、この絵を利用すればよい。また、名札と違って免疫反応的なものは発生しない。

<代表作>
・「次期当主はメイドさん!?」
・「要12歳、職業・女子高生」
・「降嫁」(実は歴史的な流れとしてはこの“枕”の方がプロトタイプ)

3)魔法(チャンゲクス)使用タイプ
 「堕ちた少年勇者」で初出の“ふたりの立場を交換する遺失呪文(ロストスペル)”。その性質上、異世界アールハインを舞台にした作品に登場する。
<特徴>
 ・呪文を唱える者と対象となる者の立場を交換する。対象の同意その他は必要ない。
 ・一度使用すると、同じ人物間では免疫的な効果が発生して二度とこの呪文にはかからない。ただし、別の人間との間なら使用は可能。
 ・同様の効果を持つ呪詛も存在する。
 ・使用した当初は立場だけが交換されるのだが、“絵”と同様に時間経過に伴い、肉体その他の変化も起こる(ただし、そのペースは絵よりもゆっくり)。
 ・1)や2)に関しては、交換される前の記憶や知識も心の奥に圧縮して保持されている(※PIXIV版「ボクがバスガイドになったワケ」エピローグ参照)のだが、この魔法の場合は、“上書き”する性質を持っているため、注意しないと交換された立場の相手に(文字通り)身も心も変貌してしまう。

<代表作>
・「堕ちた少年勇者」
・「魔王代理は素敵な職業!?」
・「紅血の呪縛」
※「とある吸血鬼による“鬼ごっこ”の話」には同様の呪詛を背負った吸血鬼が登場する。

4)神通力タイプ
 文字通り、「その時、(神様等の力で)不思議なことが起こった!」結果、立場が交換されてしまうケース。
 体系だったものとしては、「泳げ、チハヤちゃん!!」に登場する武内家の守り神・須久那御守(スクナミカミ)が作成した術式を基に、その本体たるスクナヒコナノミコトが改良した結果が「けれど、輝く星空のように」などに出てくるアレ。
 それ以外にも、「母の肢体、娘の身体」や「未来にキスを」に登場する“願い事の叶う神像”も(下級とは言え)本物の神様の力が宿っている。

<特徴>
 ・3)と同様、立場交換後は元に戻ることは基本的に考えられていない(その意味でナミの術式は欠陥品)ため、交換した立場に速やかに馴染み、順応するべく、元の記憶・知識などは徐々に曖昧になっていく。
 ・4)の場合、単に“甲と乙の立場を交換した”と言うより、“甲が乙の立場で、乙が甲の立場で、これまで生きてきたとしたらどうなるか”という結果をシミュレートした、いわば因果の流れの操作であり、周囲の環境自体が変わってしまう。

<代表作>
・「泳げ、チハヤちゃん!!」
・「けれど、輝く星空のように」
・「厄違え」
・「ラスト・クリスマス・イヴ」(※サンタを精霊的なものと考えるなら)
・「Nervous-Breakdown」(※札物に見えるが力の源泉は神様)
・「十三参り」(※エピローグ時点でも珍しく完全女体化していない)
・「未来にキスを」
・「母の肢体、娘の身体」

5)その他
 1~4以外。私個人が苦手なので「理由はわからないけど、気が付いたら立場交換されていた」的な不思議系・不条理系は少なめ。一応、「なんでか知らないけどアイドル!?」が当て嵌まるか。
 上記以外のマジックアイテム的な物によるものとしては、「身操ノ令嬲」(魔法の首飾り)、「幼キ華ガ紡グ想イ」(怨嗟の籠った振袖)、「Nursing Samba」(不思議なカクテル)などがある。
 また、「女子高生・渡良瀬和己」や「右の者、懲立場三年の刑に処す」のように超常的なギミックがまったく絡まないケースもある。
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