「え~、毎度バカバカしいお話をひとつ……(TSF小噺)

 書けない病スランプ継続中。いったんこうなると「是が非でも書きたい」ネタが出て来るまで、筆が進まないのは経験上わかってます。
 が。
 武道だとか楽器演奏だとかと同じで、文章を綴る能力も練習を怠るとすぐに錆つくことは経験済み。
 仕方ないので、当面は過去の遺産(とかいて「だぶん」と読む)のリメイクで、文筆スキルを維持する所存。幸い、リライトが必要な作品は結構溜まってますしね。

 本日は、支援所のスレの方に投下した小ネタ集です。



代役プリンセス

 「ほ、ホントに、僕なんかにシェリー姫の代役が務まるんでしょうか?」
 「大丈夫。妹は元々それなりにお転婆でしたから、多少ボーイッシュな行動をしてもバレませんわ」
 僕が騎士として仕えているステラ姫様は、ニッコリ笑いながら僕の──正確には「シェリー姫の」髪を梳って整えてくださっている。
 「あはは、似合ってるよ、シェロ」
 幼馴染で姫様付きの女官であるティリアは笑いながらドレスの胸元にリボンを結んでいる。
 確かに、鏡の中に映る「自分」は、まごうことなくこの国の第二王女にして「金の姫君」と称えられるシェリー・ストラトス・クィンティア以外の何者にも見えないけどさ。
 はぁ……シェリー姫様、いくら舞踏会とかが苦手だからって、他人、しかも男の子である僕と体入れ換えて逃げないでくださいよ~。

 #定番のお転婆姫による入替ネタ。あまりに定番過ぎて、続けるモチベがなくなりました。
 #想定としては、予想以上にシェロがシェリーの代役を上手くこなしてしまい、以後も味をしめたシェリーが度々「お姫様」役を彼に押し付けるように。周囲も「その方がシェリー姫の評判が上がる」という理由で(そしてステラ&ティリアはおもしろがって)それを黙認するようになる。シェロくんだけトホホ……という流れ



コレジャナイ感

 「くらえ! まじかる☆すたんけいぼー!!」
──ビリビリビリ
 「あべしッ!」
 「よ~し、犯人確保!」
 今日も今日とて悪人退治……なのはいいとして。
 「なぁ、ハチべぇさんや」
 <なんだい、タクミ?>
 「確かに、俺は将来警察官志望で、正義の味方になりたいって願ったけどさぁ」
 コレ、何か違わない?
 警察官としても、正義の味方としても……そして魔法少女としても。
 <ハハハ! 仕方ないよ。ボクは契約者の望みを「魔法少女にすること」で手助けすることしかできないからね>
 だからって、色々間違ってると思うんだが。
 この際、婦警さんのコスプレっぽいコスチュームには目をつぶるとしても、魔法少女の武器がスタンガン付き警棒とブーメラン機能付き手錠ってのはどーなのさ!?

 #某署の防犯用公式萌えイラストを見て思いついたネタ。この「まじかる☆婦警さん」は、他の作品でゲストとして出すかも



帝国の双璧

「ねぇ、シルヴィア、後悔してない?」
「何をでしょうか、姫様?」
「あたしの護衛になるために、女性になったことを、よ。シルヴィア……いえ、シルフィス・ベルモット・ロー子爵?」
「いいえ、微塵も。わたくしの忠誠は姫様おひとりに捧げるためにありますから」
 その言葉に偽りはない。我が忠誠と敬愛は、この御方──アリシア・ヒルデガルド・フォン・ヴァンデンバーグ様のためにあるのだから。
 王家の長子でありながら、同時に身分の低い母を持つ王女として、アリシア様の立場は誠に微妙なものだ。
 乳兄妹であり、僭越ながら妹のように大事にしてきた(そして兄のように慕ってくださった)姫様を護るためなら、魔法で性別を変えるくらい、如何ほどのことがあろうか!
「もぅっ! 優等生なんだから……でも、ありがと」
「うふふ、どういたしまして、ですわ」
 ニッコリ微笑んで見せる。
「……ふえぇ~」
「姫様、王家の姫君が「ふぇえ」はないのでは? はしたないですよ」
「あ、ゴメンゴメン。やー、シルヴィアもすっかり女らしくなったなぁって」
「そうですか? まぁ、女官長には随分厳しく躾られましたので……」

 幸いにして、我がヴァイスクロイツ帝国には女子であっても爵位などの継承権はあるので、折角母から受け継いだロー家の家督を、私──いえ、わたくしも潰さずに済みました。
 我が父・ベルモット侯爵も、ヨシュア兄上もわたくしの意思を尊重してくれましたし、そういう意味では恵まれていると言えるでしょう。ですが……。
 「ほらほら、シルヴィ! お勤め中は仕方ないけど、お休みの日にまでお堅い軍服なんて着てないの!」
 「は、母上……」
 「だーかーらー、そんな堅苦しい呼び方は貴女には似合わないわよ。せっかく女の子になったんだから、もうちょっと柔らかく……そうね。「マム」とか「お母さん♪」とか」
 「は、はぁ。では、お母様、と」
 「ん~、まだちょっとカタいけど、貴女みたいな清楚なお嬢さんにそう呼ばれるのも悪くないわね。合格♪」
 ふぅ。
 この、とっくの昔に30代後半に差しかかっているいるはずなのに、外見面も気性も優に10歳は若い女性が、わたくしの母であり、現在、黒森宮の女官長も務めているヴァルトラウテです。
 姫様の為に女となったわたくしの一番の理解者であり、わたくしに女性としての礼儀作法や身だしなみなどを教えてくれた恩人でもあるのですが……。
 「そうそう、このあいだクロゼットを整理していたら、あたしが昔着てたドレスが出て来たのよ。サイズはピッタリだと思うから、シルヴィ、着てみない?」
 ──このように、何かにつけてわたくしを「女の子らしく」させようとするのが、少々困りものです。
 確かに、我が家は男ばかり3人兄弟だったため、「娘」が欲しかった母としては、はしゃぎたくなるのもわからないではないのですが……。
 さすがに、そのレースとフリル満載のピンク色のドレスは、今年20歳になる女性初心者には、ハードルが高過ぎると思いますよ?
 「えーーそう? あたしがコレ買ったのって、確か丁度今の貴女と同じくらいの年頃よ」
 王宮内でこそ一分の隙もない完璧な女官長の役を澄ました顔で務めてますけど、本来この人は、若い頃は王妃様(当時は王女様)付き侍女として、ふたりで色々武勇伝や逸話を量産してた女性です。その天衣無縫さは、子供を3人産んだ現在でも健在な様子。
 いえ、話に聞いて知ってはいたのですが、まさか自分の目でソレを確認するハメになるとは……。
 フゥ、「凛として素敵な母上」を尊敬していた子供としては少なからずショックです。

#これはちょっと続きを書いてみたいお話。でも、どちらかと言うとガールズ向けラノベなノリかも



曖昧な苺風味

 「ふーん、随分とエッチな体つきになったわね、セ・ン・セ」
 就職難のこのご時世に、教員免許を持ってた僕は、大学卒業早々に何とかツテをたどって教師になることができたんだけど……採用の条件が、「女装して、女になりきること」。
 と言うのも採用先が女子校で、僕は名前から女性と間違って採用されてたからなんだ。まぁ、確かに「素子」と書いて「そし」と読むとは思わないよなぁ。
 元々女顔なのを子どもの頃からよくからかわれていた僕としては、まったく気が進まなかったんだけど、背に腹は代えられない。
 幸い、ひとつ上の姉(ちなみに名前は「粒子」ね)がいたから、その協力を得て、何とか女の服装や仕草、お化粧なんかを教えてもらって、無事女教師として教壇に立つことができた。

 けれど、子どもの頃からの夢だった先生になれたことで、ちょっと浮かれてたのかなぁ。女生徒のひとりに僕の秘密が知られちゃったんだよね。
 でも、その生徒──双葉朋子ちゃんは、僕の秘密をバラしたりせず、むしろ協力してくれるって言うんだ。
 手始めに、科学部所属のその娘が作った「女体化促進薬」とやらを飲まされた。そしたら、僕の胸が徐々に盛り上がって、乳房が出来始めたんだ。
 3日ほど経ったらようやく大きくなるのが止まったけど、今じゃ堂々たるDカップ。う~ん、巨乳は動きづらいってホントだったんだなぁ。
 おまけに、胸が大きくなるのと反比例して、オチンチンも日に日に縮んでるし。今朝見た時は、すでに親指の第一関節くらいの大きさにまで縮んでた。これじゃあクリトリスと変わらないよぉ。
 「あら、いいじゃない。先生もこれで男とバレる危険性はまずなくなったし、私も試験開発した薬の臨床データが取れたし、お互いWIN-WINでしょ」
 た、確かにそうかもしれないけど……僕、元に戻れるの?
 「?? どうして元に戻る必要があるのかしら。だって、この学校に勤めている限りは、貴方は女性教諭である必要があるわけでしょ。ねぇ、素子(もとこ)先生?」
 えーっと……それって、もしかして、僕、一生このままってこと?
 「安心なさい。もう少し研究が進んだら、染色体レベルで完全な女性にしてあげるから。生理も来るし、子どもだって産めるようになるわよ、フフフ……」
 うぅ……はたして、僕、このままでいいのだろーか?

 #某PCゲームをプレイしてて思いついたネタ。しかし、広がらないので挫折



おとめ心は複雑

 今日、数年振りに幼馴染と一緒にお風呂に入った。
 「やっぱり……ちょっと恥ずかしいよ」
 「気にしない気にしない。今のかなっぺは女の子でしょ」
 それは……そうだけどさ。
 「金柄(かなえ)」という名前と華奢な体格のせいで、子どもの頃から「女の子みたい」と散々からかわれてきたけど、まさか、親戚の博士の発明品で本当に女になっちゃうなんて……。
 ボクは自分の身体に視線を落として溜め息をついた。

 男としては少し低めの168センチの身長は、女子高生としてはけっこう高めだと思う。体格は、よく言えばスレンダーだけど、飾らずに言えばガリガリ。全体に女らしい凹凸にどうにも乏しい。とくに胸のあたりなんか、申し訳程度にしか膨らんでないし。
 (ブラジャーだってギリギリAだもんね……)
 この背でAAのサイズなんて、なかなか見つからないし、Aカップになっただけでもめっけもんなのかな。
 それに比べて亜理亜ちゃんは……と、浴槽に入ったまま、身体を洗っている彼女をチラリと眺める。
 僕より頭半分近く小柄なんだけど、お母さんが北欧系ハーフのせいか、胸は大きめで肌の色も白くて、すっごく綺麗。

 「いいなぁ……」
 ふと口をついて出た言葉に気づいて愕然とする。
 あ、あれ? そう言えば、ボク、幼馴染とは言え、さっきから同世代の女の子の裸見てるのに、全然ドキドキしてない。むしろ、「女」として羨望を覚えてる?
 自分のアイデンティティに悩んでいるボクに、勘違いした亜理亜が声をかける。
 「ニャハハ、だいじょーぶだよ、まだ高1なんだし、まだまだこれからおっきくなるって」
 !
 「そ、そう? やっぱり牛乳飲むべきかなぁ」
 「どっちかって言うと豆乳の方がいいらしいよ~。あと、バストアップ体操ね。良かったら、あとで教えてあげよっか?」
 「! うん、ぜひお願い!!」
 わーい、これでちょっとはマシになるかな♪
 ……って、何状況に流されてるんだ、ボク?
 マズいなぁ。博士いわく、TS装置の修理は最低でも半年はかかるらしいけど、そのあいだ、ボク男のコの心を保ってられるのかなぁ。

 ──無理でした! テヘッ♪

 いやぁ、だってさぁ、亜理亜ちゃんてば、やたらとボクの事構うんだもん。それも同性──女の子同士の友人として。
 それ自体は確かに有難い話だよ? でも、亜理亜ちゃんはボクのことを事あるごとに少しでも「女らしく」しようと直接間接さまざまな手段で「教育」(という名の洗脳?)してくるしさ。
 けど、ボクも確かに女の子のコトには不慣れだから、彼女に頼るしかなくて……。

 だいたい1月後くらいかなぁ。ふと気が付いたら、ごく自然に休み時間のガールズトークに混じって、違和感なく盛り上がれるようになってたのは。
 そこからは加速度的に心身の女の子化が進んだんだよね~。
 そう、心身。心だけじゃなくて身体というかルックスも結構いい感じで可愛くなってきた……と思うのは、たぶん自意識過剰じゃないはず。
 実際、ブラだってBカップのが必要になったんだからね! もう貧乳娘とは言わせないゾ! まぁ、いまだ豊乳とか巨乳と言う形容には程遠いけどさ。
 今じゃ亜理亜ちゃん──リアちゃんはかけがのない無二の親友って感じ。いつでも大概一緒に行動してるしね。
 その分、男の頃の親友だった航(わたる)くんとは、ちょっと疎遠になっちゃったけど……。
 だって、もう何を話していいかもわからないし、話しかけること自体がなんだか恥ずかしいんだ。目線があっただけで、なぜか胸がドキドキするような気がするし……。
 「ズバリ、それは恋ね!」
 ──え?

 ………………………………エーーーーーーーーーーーーーーッ!?

 #こりゃまた我ながらド直球。「だが、それがイイ!」という意見も結構ありました



タイムリミット!

 「くっ……くそぅ……早く脱出しないと……」
 スーパーヒロイン、ネプチューンガールとは、只野清彦が発明家であった父の遺産「ワンダーボンテージ」を用いて変身した姿である。
 「あ……あと、3分しか……くそっ!」
 地上はもちろん、深海中や宇宙空間、さらには魔次元空間にさえ適応可能な、絶大な防御耐久能力を秘めたワンダーボンテージだが、ただひとつだけ欠点がある。それは……。
 「はぁはぁ……あと、57秒……うわっ、こんなトコロにトラップか!」
 活動限界24分12秒。それを超えて装着していると、清彦の身体が女性体に固定化されてしまうのだ。
 「あと、19秒……はぁ、はぁ、はぁ……」
 敵の前線基地のひとつを壊滅させたネプチューンガール。
 「彼女」が無事に「彼」に戻れたかどうか。それは皆さんのご想像にお任せしよう。

 #元ネタは某ゲームハード擬人化ギャルゲー。「2」で「1」の主人公達が敵に緊縛捕獲されてるシーンから、妄想しました



「計画どおり!」ニヤッ

 「はぁ……女性ばかりの退魔部隊に派遣されるなんて、冗談だと思ってたけど、まさか本当にやるとはなぁ」
 それも、わざわざボクを女性化してまで。
 「まぁ、体力とかはほとんど変わらなかったのに、霊力は倍増したし、結果的には戦力アップしたんだけど」
 おかげで、無事に副隊長として皆に認めてもらえたし、今の隊長が引退したら、たぶんその跡はボクが継ぐことになるんだよね。
 「最初は面倒くさいと思った女物の服も、慣れれば悪くはないかな」
 鏡の中の自分を見て苦笑する。自分で言うのもなんだけど、こうやってドレス着てお化粧したボクは、結構イケてると思う。可愛いと美人の中間って感じ?
 「でも……女性化の副作用って言ってたけど、金髪碧眼になったのは、絶対叔父上のシュミだよなぁ」
 遠く東の空に笑顔でサムズアップしている叔父であり、退魔部隊の総司令でもある男性のビジョンが容易に想像できちゃうのが、なんとも……。

「サ●ラ大戦5」の新次郎くんをイメージして描いたものです。プチミントさん、マジ天使



雀ボーグ・バニーあきら

「お、いかんな~清彦クン。いくら日曜とは言え、高校生が昼間っから雀荘に入り浸っては……」
 !……?
「あぁ、この格好で会うのは初めてか。オレだよオレ」
 ?
「え? 「オレっ娘の知り合いはいない」? ばーか、一年の時からのお前さんのクラスメイトの双葉利晶だよ」
 ??
「いや、利晶の姉とかじゃなくて、トシアキ本人。いやぁ、ウチの家系の特技というか特異体質でさ。女物の衣裳を身に着けると身体も女になるんだわ、コレが」
 !
「そんな格好で何してる、ってバイトだよ。て言うか、家の手伝いって言うべきかね。ココ、オレん家が経営してるから」
 !!
「お、意外にいい勘してるな。そう、受付にいるメイド服着たロリっ子は中学生の弟、ドリンクや料理作ってくれるチャイナドレスの色っぽいお姉さんが、オレの親父だよ」

──雀ボーグ・バニーあきらは、闇雀魔界ウラドラインの改造を受けた雀ボーグである。
 その雀力は常人の100倍! さらに、脱衣することでその雀力は飛躍的に高まるのだ!!
 同じ境遇の雀ボーグ・チャイナかつみ、雀ボーグ・メイドつかさとともに、洗脳措置を受ける前にウラドラインの前線基地を逃げ出したあきらは、普通の家族を装い、普段は一男子高校生、双葉利晶として暮らしているのだ!

 …………

「しかし、ウチでバイトしたいなんて、お前も物好きだねぇ。確かに、バイト代はそこそこだけど、裏方の仕事は結構キツいだろうに」
 !
「へ? お金に換えられない価値が、この雀荘にはある? 目の保養?」
 !!
「はぁ……まぁ、お前が納得してんなら、それでいいけどさ。スケベ心が理由にしたって、俺達3人は見かけだけで、本当はは男だってことも知ってるだろうに」
 ?
「ん? ああ、ガン見されても別段気にしないぞ。そもそも、コレは偽りの姿、ある意味変装みたいなモンだしな」ペロン
 !
「恥じらいを持て? 男の前で胸なんか見せるな、って……だから仮の姿なんだって。第一、親父の変身したマダムならともかく、こんな貧乳見て喜ぶ男なんて……」
 !!
「え? い、いやぁ、そんなに「貧乳=神」って力説されても……。でも、まぁ、褒めてくれるのは悪い気はしないかな。ありがとよ」

 …………

「なぁ、ホントに良かったのか? がんばって働いてくれてる分のボーナス出そうって思ってたのに「代わりにデートしてくれ」なんて」
 ♪~
「まぁ、お前さんがそれでいいって言うならいいけどさ。それにしても……」
 ?
「いや、こーいうゴスロリ、いや甘ロリっぽい服が、お前さんの趣味かと思って」
 ♪
「いや、そんなにイイ笑顔でサムズアップされてもなぁ。店でも、こういうヒラヒラしたのは着ないから、少々動きづらくて……アッ!」コツン
 !
「あ、ありがと」
 ?
「うん、大丈夫。この靴、ヒールがちょっと高いからけつまづいただけだから……えっと、だからもう離してもいいぞ。手ェ、胸にあたってるし」
 ……
「ヲイヲイ、そんな露骨にガッカリするなよ。まぁ、「可愛いあの子と、ちょっとエッチなハプニング!?」なんて状況にリアルで遭遇したんだから、気持ちはわかるけど。しょーがねぇなぁ」
 !!
「ほら、手つないでやったんだから、元気出せ。さ、さぁ、今日はこのテーマパークで、思いっきり遊ぶぞ!」
 ♪♪

……という電波を受信した。つまり、店での格好は臨戦(バトル)形態。いかに相手に話させないで話を進めるかが課題



巫女の使命

「……行かなきゃ」
「ど、どうして!? 朔矢(さくや)さんも死んじゃったのに……無理だよ! 勝てっこない!!」
「……それでも、ボクは「白竜の巫女」だから」
「ねぇ、逃げようよ! 希望(のぞみ)さんが逃げたって、誰も責めたりしないよ!」
「──千広くん。ボクね、自分と同じ世界から迷い込んで来た君と友達になれて良かった。あの時、君を怨霊から救いだせたこと。今でも、それがボクの自慢であり、誇りなんだ」
「そんな……」
「バイバイ、千広くん……元気でね」chu!
「!!」

 ──そう。何の因果か、こんな異世界に召喚されて、女の子に変えられてしまったけど。
 ──でも、ボクはいつの間にか、この世界とそこに住む人々のことが、こんなにも大切になっていたんだ。
 ──そして……口には出せなかったけど、ボクの大事な友達、大好きな彼、千広くん。ボクが元は男だって知ってる彼に、告白なんてすることはできなかったけど。
 ──それでも、彼には生きていてほしい。そして、できれば、いつかボクらの世界に帰れるといいな。

「グスッ……どうして……希望さん……死んじゃうってわかってたのに……俺なんかより、君にこそ、生きていてほしかったのに」
 『──吉原千広、汝は、その祈りの為に、魂を賭けられるかえ?
 戦いの定めを受け入れても叶えたい望みがあるなら、我が力になってやろうぞ」
「! 白竜……お前と契約すれば、俺の願いは叶えられるのか?」
 『──うむ。汝にはその資格がありそうじゃ。教えてたもれ。汝は如何なる祈りで、魂晶を輝かせるのかのう』
「俺は希望さんとの出会いをやり直したい! 
 彼女に守られる俺じゃなくて、彼女を守る俺でありたい」
 『よかろう。汝の祈りは、三世の業を凌駕した。さあ、解き放つがよい。その新しき姿と力を!』

──そして、またひとり、新たな竜の巫女(イケニエ)が生まれる

 #某アニメと有名乙女ゲーのクロスパロ。女主人公絵を見て衝動的に思いついたネタです


……我ながら色々トバしてるなぁ。
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KCA(嵐山之鬼子)

Author:KCA(嵐山之鬼子)
Pixiv、なろう、カクヨムなど色々書いてます。感想などもらえると大変うれしいです。
mail:kcrcm@tkm.att.ne.jp

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