最強モノって難しいと思うんだ(※やや毒吐きです)

 ようやく、右目の痛みに慣れて来たKCAです。眼科医にも行ったのですが……。
 「馬鹿な……ドライアイ、だと……?」
 へー、ドライアイって、単に目が感想しやすくなる体質のことじゃないんだー。
 ──wikiで「ドライアイ」調べて、その内容にガクブルしたのはナイショだよ!
 「ドライアイ」と「グライアイ」は一文字違い……って言うか、後者を知ってる人がどれだけいるというのか。マニアックなネタてすみません。
 まぁ、徐々にこの「DRY EYES~眼鏡と目薬と鈍痛の日々~」に慣れつつあるので、ボチボチ、SS書くのを再開しようと思います。

 閑話休題。
 お題に戻って、いわゆる「最強モノ」。ひと昔前は商業作品でもしばしば見かけましたが、さすがに昨今は見なくなりましたね。いまだ、一次二次問わずSSでは、かなりの隆盛を誇っているようですが。
 あくまで個人的な感想ではありますが、「俺TUEEE~最強!」で無双するキャラは、正直好きになれません。いや、主人公ではなく、ラスボスとか某清十郎さんの如く師匠ポジにいるなら別に構わないのですが、主人公、あまつさえ一人称で語り部の位置にいる主役が「最強キャラ」だと、前書き読んだ時点で続きが読む気を失くします。
 あ、ちなみに、ココで言う「最強キャラ」というのは、格闘ゲームの対戦ダイアグラム的に分析した結果「とりあえず、もっとも強いと位置付けられるキャラ」ではなく、誰が見ても「お前、それチート……ってか反則だろ」と言われるような次元が違うキャラのことです。
 仮に、戦闘能力だけが振りきれてても、日常生活とか対人能力が平均以下という言うなら、まだしも可愛げがあると思うのですが、私の知る限りにおいては、そういうキャラに限って、神の如き洞察力と洗脳レベルのニコポナデポ能力、さらには美形で他の面でも万能……などという、もはや笑うしかない属性を付与されているケースが誠に多いのがニントモカントモ。
 アレですね。RPGで最初から「強くてニューゲーム」をやってるような、しかもゲーム序盤からステータスはカンストで最強装備を持ってるような感じ(それってゲームやる意味あんの?)。
 そのうえ、下手すると「原作知識」という形でおおよその展開を知ってたりとか……。しかも、同じくRPGに例えれば「仕様外のバグ」としか思えない特技まで持ってたりすると、もはや何をか言わんや、って感じ。
 そういう出来レースの中からドラマが、心を震わせるような活きたドラマが生まれて来ると、本当に思ってるんでしょうかね?

 少年マンガ的と言われてもいい。
 「弱いキャラが、学習し苦労しながら強くなっていく」のが、あるいは「特技はあってもお世辞にも強いと言えないようなキャラが知恵と工夫で強い相手に勝つ」のが、物語の醍醐味ってヤツじゃあないのでしょうかね?
 少なくとも、自分はオリジナル・二次創作問わず、そういうストーリーテリングをしてるつもりです。
 ウチの才人&ルイズ(@ルイ友)も、エイミィさん(@執務官補佐自重)も、今書いてるチトセ(@TIME-TRIP)も、原作と比べて大幅パワーアップしてるとは到底言えない(環境を利用するくらいには小ズルいですが)し、後二者は経緯は違えど一応「今後の展開」を知っているものの、どうするのが一番いいのか迷いまくりの惑いまくりです。
 半オリジナルの「クイーンに首ったけ」や「迷宮椿事&迷宮日和」、「クロステイィーニ青春日記」「王女さまと私」に至っては、むしろ主人公はヘタレに近い情けない(それでも譲れない部分はある)ヤツだったりしますし。

 何なんだろうなぁ……自己投影の最強願望? ままならぬ現実の憂さを晴らすための代償行動? 立ち塞がる障害を強大な力でそげぶするのって、本来悪役ポジの行動のはずなんだけどなぁ。上条さんがそげぶして許されるのは、彼がそれ以外の部分の収支が大幅マイナスで、かつ決戦の場に立つのにその他の人々の助力を絶対的に必要とする、最強とは到底言えないキャラだからなんだよ……ってのは言い過ぎか。でも間違ってはいないと思う。

 いやね、他の方が書いたとあるSSを目にして、原作レイプというレベルを遙かに超えた衝撃を受けたもので、柄にもなく愚痴ってしまいました。御免。

 PS.主人公をチートな最強キャラにするなら、いっそ「最強だけど、働きたくないでゴザル」な二ートヒッキーにして、本筋と関わらせないというのはどうか? で、それでも脇役連中が何とか主人公を動かそうと、あの手この手でおだて、なだめすかし、だまくらかして、助力させるの──でも、コレだと、普通に考えて、その脇役が主人公だよなぁ。
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最強ものは

最強の種類にもよりますが、最強過ぎる故に持て余される主人公とか、最強だけどおバカとか割と好きです。
でも最強で万能な主人公でも、相手の事や事態の展開に気を配りながら最善を尽くしていくようなお話しだったら良いと思います。
多分好きになれない理由として大概の最強ものに足りないのは「思いやり」だと思います。
私個人の思いで言うなら、強い人ほど優しい人でいて欲しいですよね。

No title

>さーにんさん

>>強い人ほど優しい
Exactry!(その通りございます)
とは言え、逆にパーフェクツ過ぎる完璧超人もソレはソレで鼻につくものですが(笑)。少なくとも主人公には向いてないと思う(主人公の憧れや目指す人なら、大いにアリ)。

某ゲームのセリフになぞらえて、
「最強キャラで無双ヒャッホイするだけのSSは三流、
その最強キャラが他人のことを気遣えるようになって、ようやく二流。
キミはいつになったら一流のSSを書いてくれるんだい?」
とか、最強系SS書きの人に言うのは毒が過ぎますかね。

No title

>>「DRY EYES~眼鏡と目薬と鈍痛の日々~」
思わず笑ってしまいました。サブタイトルが付くとは。
慣れた、とは仰っていますが、目は大事にしてくださいまし。
勝手な思い込みだと思いますが、モノカキさんだと、凝視しがちな気がするので。

最強万能さんだと、話の深みを付けるのは難しいかなー、と思います。
読んでいて、ちょいと置いてけぼり感が半端無いというか。
外野ががんばれば...と思ったりもしましたが、P.S.にもあるとおり、
外野がメインで、その時点で最強万能さんはメインじゃないよなぁ、なんて。
んーむ。

Re: No title

> (S)さん
コメントありがとうございます。

>最強万能さんだと、話の深みを付けるのは難しいかなー、と思います。
>読んでいて、ちょいと置いてけぼり感が半端無いというか。
アレですかね。トンデモかっこいいスーパーヒーローの活躍に憧れて
サーガを歌う吟遊詩人の気持ちになればいいんですかね。
正直、「絶対無敵の勇者」のサーガなんて、あまり歌う気になれませんが。
今時、東●戦隊物だって、ヒーローが苦悩し、たまには負けるご時世ですし。
目については、渋々気をつけてます。まだ失明とか手術はしたくないんで。

はじめまして、平隊員Tと申します。

クロスティー二学園て二次でしょうか。
セレスティアとかディアボロスとかあったので「ととモノ。か?」と、思ったんですが。
さすがに十年のキャリアを感じさせる描写力ですね。「クロスティー二番外編」の成人描写の部分は読んでて恥ずかしくなりました。
丁寧な描写ゆえアニメーションを見ているような錯覚を覚えまして、より恥ずかしくなりました。

「最強キャラ」は確かに微妙なところかもしれません。
自分が現在書いてるものがもしかしたら「最強キャラモノ」に属するのかもしれませんが、ただ個人的には「とりあえず最強」でなければ受け入れられるのかなあ、とか甘い事を考えてます。
なにかしらの理由で強い力を手に入れた、みたいな感じでしょうか。

自分の場合、最強キャラほどダーティであって欲しいですね。
強くて優しくて頼られる、となると完璧超人になってしまいますから、強いけど姑息で卑怯、でも女の涙に弱い、とか。
強さと対極のなにか、人間味みたいなアホ臭さがないと「それならロボットでいんじゃね?」となってしまう気がするんですよね。
無双ヒャッホイは完全に人間対スーパーロボットの領域だと思います。

初コメで長々と失礼しました。

Re: タイトルなし

>平隊員Tさん

どうも、コメントありがとうございます。
「クロスティー二学園」とは、「剣と魔法と学園モノ。2」の舞台となった学園の名前、当然、「クロスティー二学園青春日記」はその二次創作です。
もしかして番外編だけ読んでいただいたのでしょうか? お褒めに預かり恐悦至極。
カテゴリの「SS・ととモノ」の項目に本編もありますので、よろしければそちらも見てやってください。「3」をベースにした話も、後々掲載する予定です。

「最強キャラ」については、完全に私個人の私的な見解です。
逆に「最強キタコレ!」とワクワクする人もいるでしょうしね。
ただ、本文の流れで言うなら、最強であることの「理由」があるのは「あたりまえ」──それすらなければお話にならない──の最低条件。
むしろ、問題となるのは「その力をもって、お主は何を為す?」という部分が主題かなぁ、と。
さらに言うなら、仮に「戦闘能力最強」であっても、目的達成にはその戦闘能力がたいして役に立たないとか、そういう大きな障害がないといけないかな、と。
吟遊詩人の歌う英雄叙事詩(サーガ)の如く「すんごく強くてカッコよい勇者様が、快刀乱麻の活躍で様々な敵や障害を苦もなく退けて、平和をもたらしました」という流れで満足できる程、現代人は素朴じゃないでしょうし。
で、「すんごく強いけど、男としてサイテー」な某DSやランス様のようなキャラについて。これは確かに人間味はありますし、ある種のカタルシスを感じる人もいると思います。
その反面、(矛盾しているようですが)上でさーにんさんなども言っておられますが、「強い人ほど優しい人であってほしい」的な願望も、少なからぬ人々が持ってるため、猛反発を食らう可能性も。それをねじ伏せるくらいの魅力(表面的な美形うんぬんじゃなくて、背中で語る的な)があれば、大いにアリかと思います。
……エラそーなこと言ってますね、私(笑)。

No title

>さらに言うなら、仮に「戦闘能力最強」であっても、
>目的達成にはその戦闘能力がたいして役に立たないとか、
>そういう大きな障害がないといけないかな、と。

例を挙げて補足すると、「コブラ」で有名な寺沢武一氏の作品のひとつで「ゴクウ」という漫画があります。
コブラが「左手に銃を持つ男」なら、「ゴクウ」の主人公・風林寺悟空は「神の左目を持つ男」。世界中のあらゆるコンピュータをハッキング可能で、かつ各種の高性能センサーも組み込まれた義眼(神の目)と、無限に伸縮自在で制御可能なエネルギー衝撃波を射出できる携帯武器(如意棒)を持った、寺沢作品の主人公の例にもれずタフでハードボイルドなナイスガイです。
ですが、物語の終盤で、彼は愛した女性を敵対組織に殺されてしまい、その亡き骸を抱いて慟哭します。
世界中の最高級の知識を得られ、あらゆる電子機器に干渉し、格闘戦能力も非常識に高く、間違いなくその世界に於いて「最強」に最も近い人間でありながら、好きな女ひとり守れず、また死から甦らせることもできない。
彼のその血を吐くような叫びは、非常に胸に迫るものがありました。
プロフィール

KCA(嵐山之鬼子)

Author:KCA(嵐山之鬼子)
Pixiv、なろう、カクヨムなど色々書いてます。感想などもらえると大変うれしいです。
mail:kcrcm@tkm.att.ne.jp

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