誰得企画リターンズ:私的ギミックをTRPGライクに表現してみる(その1)

 ……タイトルは、そのまんまの意味です。
 ココで言う"私的ギミック"とは、私が自分の小説&SS中で頻繁に使用する「仕掛け」や「設定」の総称だと思ってください。
 以前、「TS病(後天性Y染色体欠損症候群)」と「魔法の補整下着(マジックファウンデーション)」については、いろいろ書き連ねたので、今回は、それ以外のネタについて、ザッとまとめてみます。まぁ、私本人の覚書に近いですね。
 一部詳細はSSのネタバレになるかも。と言っても、たいしたものではありませんが。
 以下、おおまかに●印と○印のふたつに分けられます。これは世界観の違い。

 ●は、「現実の地球に近いが、TS病があり、魔法や人外種族が(基本的に)おおっぴらになっていない」世界。正式名称ではありませんが、「世界線α」もしくは「既定世界」と呼んでいます。
社会面、科学技術面も、現実に準じます。ただし、「公開・公認」されてないだけで、ひっそりと存在しているのも確か。
 ○は、「現実の世界に比べて、魔法や奇跡、あるいは神や魔族、妖怪などの存在が、ある程度オープンになってる」世界。通称「世界線β」or「仮定世界」。世界的歴史も一部異なります。
 とくに19世紀以降の近代史において大きな相違があり、米国&ソ連ではなく、英国連邦&中国が最大勢力。
 第二次大戦も、日本は枢軸側ではあったものの親英勢力が強く、開戦後まもなく英国の仲介で比較的早期に連合側と講和(やや不利程度の条件)を結んだため、本土爆撃や戦後進駐などは受けていません。
 当然、アメリカより英国の影響の方が強く(と言うか、アメリカも英国連邦の一員)、現実世界よりやや懐古趣味的傾向が見られます。

 今回は、●世界線α側のネタを紹介。
●人肌スーツ(ディスガイズ・スキン・スーツ、略してDSS)
 登場作品:「入学案内」「お兄ちゃんは魔法少女!?」(未発表)
 分類:オーバーテクノロジーアイテム
 製作者:双葉あると&沢渡晶
 登場背景:現代~近未来
 購入:一般購入は不可だが、製作者と知遇を得れば、案外簡単に作ってくれる。
    製作実費自体は100万円を軽く上回る程度と、意外に安価。
    ただし、専用剥離剤で「剥がす」ため、一度脱ぐと再利用はできない。
 解説)
 「魔法の補整下着」の欠点を改良すべく、双葉博士が共同研究者と発明したアイテム。
 バイオ素材の極薄スキン製スーツ。首から下をすべて覆う形の極薄半透明のウエット
 スーツのような代物で、着用直後から体型が完全に変化し、かつ肌の色や質感も
 変えられる点がマジックファンデとの違い。さらに、着用者が未成年である場合、
 本人の成長に合わせて体型も若干変化する可能性がある。
 本来は、「第二の皮膚を着込む」という形で、男性の女性化を防ぐことも意図されて
 いたのだが、そちらについては、未だ成果があがっていない(つまり未完成)。
 強い性的刺激などを与えない場合でも、1ヵ月以上連続着用していると、着用者
 本来の皮膚との癒着・融合が進み、通常の手段で脱ぐことは不可能となる。
 さらに、2ヵ月以上連続着用していると浸食が進み、体内組織・器官が女性化する。
 (なお、強い性的刺激を与えると、上記の期間はさらに短縮される)

●私立 星河丘学園
 登場作品:「入学案内」「女子高生・渡良瀬和己」「今日からお姉ちゃん」「巡恋華」など
 分類:施設・団体
 創設者:風間大二郎(初代理事長/現在は曾孫のひとりがその地位を受け継いでいる)
 登場背景:現代
 入学:入学金は平均的な私学の倍程度。授業料は1.2倍程度。
 解説)
 昭和初期に設立された名門私立高校。もとは男子校だったが、数年前に共学化。
 県内有数の人気校であり、現在は中等部も併設されている。
 高等部は1学年4クラスで全寮制。ただし、徒歩10分内に自宅がある生徒は
 寮住まいを免除される。中等部は1学年2クラスで寮は任意性。
 授業料等は私学の平均と比べてもやや割高だが、施設や教師陣の充実度や、
 恵まれた校風などから不況の現在でも人気は比較的高い(高等部入試倍率2.7倍)。
 進学率はかなり高いが、校風自体はのんびりしていて自由度は高め。
 ある事情から、この学校は「特異な事情を持つ生徒」を比較的寛容に受け入れて
 おり、そのせいか色々な怪異や奇跡に見舞われる機会も多い。
 備考)
 吾妻学院(中・高)、御園坂高校、慶聖女学院(幼~大)、孟宗館大学、
 都蘭栖高校、恒聖高校なども、同じ世界観内で頻出する学校である。

●双葉あると
 登場作品:「北の国で」「はっぴー? はっぴー!」「入学案内」など
 分類:人名・コネクション
 縁者:姫神千早(友人)、沢渡晶(元共同研究者)、西野哲也(後輩)
 登場背景:現代
 アクセス)
 一番てっとり早いのは、現在の職場である星河丘学園を訪ねることだろう。
 ただし、学園内では彼女は「超科学者」としての顔は滅多に見せない。
 彼女の発明品に用がある場合は、副業的に彼女が経営するブティックを
 訪れる方がスムーズに話は進む。
 マッドサイエンティストの範疇に入るだろう人物ではあるが、研究中
 以外はむしろ「知的で穏やかな美女」という印象が強い。
 正当な理由があり、然るべき代価さえ払えば、相談に乗ってくれる可能性は
 高いだろう。また、「魔王の愛娘」と呼ばれる魔女と知己であるため、魔術や
 呪い方面のトラブルにも、ある程度対処できる。
 解説)
 数々の特許を持つ天才的発明家。本来は、優秀な生化学者にして医学博士。
 登場する発明品には、TS系の効果をもたらすものが多いが、実用的な製品
 も作り上げている。
 実は、彼女自身、元は男だったが、とある超常的な原因で小学生の頃に
 女性化し、以後はそのまま暮らしている(本名は「有人」)。
 女性になったのが比較的早期だったため、性自認はほぼ完全に女性。
 しかし、TSやGID関連で苦労している人物には同情的で親切。
 現在は、いくつかの経緯から星河丘学園に養護教諭として勤務している。
 発明や研究の時間は少なくなったものの、本人は「保健室の美人先生」という
 立場に比較的満足している様子。同学園に入学した様々な「特異人物」に、
 いろいろと助言や手助けをしてくれる便利キャラ(笑)

●魔法の首輪(マジックチョーカー)
 登場作品:「天気晴朗なれど波高し」
 分類:オーバーテクノロジーアイテム
 製作者:不明。一説には、中世のとある大魔女
 登場背景:現代
 購入:カスタムメイド品なので、入手は非常に困難
 解説)
 ふたつひと組みで、ふたりの人間の首に巻き、既定の呪文を唱えることで
 頭部を胴体から外してすげ替えることが可能。ただし、発動できるのは魔力を
 持つ者に限られる(一般人には着脱さえ不可能)。
 すげ替えたのちは、施術者と本人同士以外の周囲の人間の目には、
 「胴体の方の立場の人間」として認識される。例外として本人達と強い「縁」を
 持つ家族や恋人などは、違和感からすげ替えに気づくこともある。
 また、胴体から外した頭部は、数分程度なら支障はないが、何時間も外しっ
 ぱなしにしておくと生命力を喪い、死に至る。
 また、副次的な機能として、頭部をすげ替えた後、チョーカーを付けっ放しに
 しておくことで、身体側の「記憶」に頭部を従わせることも可能。

●鳥魚相換の図
 登場作品:「次期当主はメイドさん!?」「要12歳、職業・女子高生」
 分類:オーバーテクノロジーアイテム
 製作者:円山壬挙(まるやま・じんきょ)
 登場背景:近代~現代
 購入:複数存在するらしいが、表の市場に流れることはない。
    が、下町のフリマで格安で売られていたりするので油断ならない
 解説)
 江戸時代初期の画家・円山壬挙の手による貧相な水墨画。
 2枚1組で、片方には鳥、もう片方には魚が描かれている。
 ふたりのこの絵を枕の下に敷いてひと晩(最低6時間以上)寝ることで、
 ふたりの「名前」と「立場」(正確には「本人達以外の周囲の認識」)が入れ替わる。
 つまり、AがBに、BがAに見えるようになるのである。
 これは、単に人の視聴覚だけでなく、撮影したり、録音したりした場合も
 同じで、機械を通した場合は、本人達にも入れ替わっているのがわかる。
 (ただし、本人達が鏡やテレビの生中継を見た場合は本来の姿が映る。
 リアルタイムな点がポイントらしい)
 元に戻るには、同じようにふたりが枕に敷いて寝ればよい。
 なお、この絵には「真作」である1組以外にも、壬挙本人による習作や、
 彼の弟子による模写といった「贋作」も存在し、同様の効果を持つ。
 「真作」は厳密に立場・名前の入れ替えのみを行い、正しく使えば必ず
 元に戻れるのだが、「贋作」の場合は、効果に対する制限事項がやや甘く、
 入れ替わったまま長時間(数日から一週間程度)過ごしていると、
 癖や動作、知識なども現在の「立場」に応じたものに変化し始め、
 1ヶ月程度で、完全に現在の立場にふさわしいものになってしまう。
 それでも元に戻らずにいると肉体の変化が始まり、おおよそ1年から
 数年かけて、立場に相応しい身体に変化していく。
 理屈の上では、たとえ身体まで完全に変化しても、再度絵図を使えば
 元に戻れるはずだが、その段階で実行できた者はなぜかいないという。
 (いつの間にか、絵図を紛失していたりするらしい)
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No title

久々にスーツの話題が出てきましたねw
未発表作品も、機会があれば是非とも読ませていただきたいです。

(数日前メールを送らせていただきましたが、届いておりますでしょうか。届いてないならすみません。)

Re: No title

いつもコメントありがとうございます。

> 久々にスーツの話題が出てきましたねw
> 未発表作品も、機会があれば是非とも読ませていただきたいです。

人肌スーツについては、ブログに書いたとおり、ウチの話では「未完成品」であり、かつ「高価」という設定なので、実は意外に登場させにくかったり。比較的安価で安全な女性化の手段として「魔法の補整下着」が確立されてますしね。
それでも人肌スーツを使わざるを得ない状況……となると、失踪中の沢渡博士が人体実験として誰かに使うとか、大火傷など本来の皮膚が損傷し命の危険が、とかのシリアスかダークなシチュエーションしか思い浮かばず、ライトな純愛系が多いウチでは、やはり少数派になります。
書きかけの「お兄ちゃんは魔法少女!?」は、某なのはのパロみたいな話で、
「周囲にも秘密に魔法少女としてご町内の平和を守っていたヒロイン。しかし、幼馴染である主人公とその妹が事件に巻き込まれたのを我が身をもって庇い、瀕死の重傷を負ったため、しばらく魔法の国で養生することになる。
責任を感じた主人公たちは、その間、ヒロインに代わって戦うことを決意。しかし、魔法のアイテム(某レイジングハートみたいなもの)には、ヒロインのDNAが登録されているため、他の人間では使用不可。
それを誤魔化して使うために、主人公は、双葉あるとに相談して、首から下をヒロインの細胞を元に作った人肌スーツで覆ってクリアー。結果、ヒロインとは色違いの魔法少女として戦うことになる」
てな感じです。


> (数日前メールを送らせていただきましたが、届いておりますでしょうか。届いてないならすみません。)

すみません、16日にいただいたものですよね? 返事しなければと思いつつ、ちょうどその時期、メールの調子がおかくしくなっていて、メールソフトを立ち上げてなかったため、ついお返事し損ねてました。

「ブログでは15禁レベルに抑えて掲載する」というのは、単にこのブログに関する私の主義、というか嗜好の問題です。18禁版が存在し、かつソレを読みたい人はメールしてね……というスタンス。
でもpixivを利用するのはひとつのテですね。幸いIDは持ってますので。上方ありがとうございます。
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KCA(嵐山之鬼子)

Author:KCA(嵐山之鬼子)
Pixiv、なろう、カクヨムなど色々書いてます。感想などもらえると大変うれしいです。
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