『ポニーテールは伊達じゃない!』(中)

やや短め。次でキチンとまとまるかは微妙かもしれません。

※6/4付けで微修正&06章追加


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『ポニーテールは伊達じゃない!』(上)

 以前、立場交換スレで挫折した代物ですが、とりあえず書きたい欲が復活したので、『厄違え』同様に3回に分けて第一部完までまとめます(第二部以降は気が向いたらということで)。
 主人公を含めた主要登場人物4人のイメージは、涼●ハルヒ、長●有希(ただし巨乳)、朝比奈み●る(ただし貧乳)、キ●ン……ではなくキョン子を想像していただければ、と。また、こちらにも掲載している『籠球少女(偽)』とほんのりサブキャラレベルでつながりがあったり。

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嗚呼、杖女神さま(ファンキル掌編+雑感)

 ──パタパタパタッ!

 せわしげな足音ともに、ラベンダー色の髪をなびかせた長身の女性が、僕にいる厨房(今日は食事当番なんだ)へと勢いよく飛び込んで来た。

 「マスターさん、こ、この匂いはお肉! お肉ではないですか!?」

 普段はおっとりふわふわした優しい微笑を浮かべている彼女だけど、食欲関係(このとき)ばかりは、いつもとは異なり目をワクワクと期待に輝かせて、まるで「聖誕祭のプレゼントが待ちきれない子供」みたいだ。彼女が子犬なら、間違いなく尻尾を千切れるほど振っているに違いない。

 「いや、この匂いの元はね……」
 その純粋な笑顔を曇らせるのは少々気が引けるが、しかしここで僕は心を鬼にして彼女の勘違いを正さなければならなかった。

 「──えぇっ、お隣り…の? そ、そんなぁ、もうお肉の口になってたのにぃ……」
 ガックリとうなだれる彼女は、いつもの“頼りになるみんなのお姉さん”といった雰囲気とは少し違って、なんだかとても可愛らしく見える。

 (まぁ、その落ち込んでいる原因が食い気じゃなければ、だけどね)

 そんな僕の心の中の呟きが聞こえたわけでもないだろうけど、すぐに彼女──我が部隊の守りの要ともいうべきキル姫・ヴァナルガンドは、気を取り直して、僕にニッコリ微笑みかけてくれた。

 「あ、でも、わたし、マスターさんの作るご飯なら、お肉じゃなくても大好きですから」
 「──はいはい、もうちょっとでできるから期待して待っててね。今日は、トライデントたちが獲って来てくれた魚類を使ったシーフードシチューをたっぷり作ってるから」
 このところ激戦が続いたんで、今日は一日休養日にした。キル姫たちも、あるいはのんびり休んだり、街へ連れ立って遊びに行ったりしたみたいだけど……。ロンギヌス天沼矛は、同じ槍使い仲間で海神の武器だった記憶のあるトライデントに連れられ、3人で浜辺で釣りをしてきて、その釣果を晩御飯用に提供してくれたんだ。
 (もっとも、落ち着きのないトライデントはすぐ釣りに飽きて、自分の得物を銛がわりに直接潜って獲るのにチャレンジしたみたいだけどね)
 天沼矛は天沼矛で、物静かなのはいいんだけど、釣り糸を垂れたままコックリコックリ居眠りしてしまったらしく、釣果の大半は苦労性なロンギヌスの努力の賜物だ。あとでなんか労ってあげないとなぁ。
 「鍋にたくさん作ったから、今日はお替りは自由だよ」
 「本当ですか!? わぁ、うれしいです~」
 背後からぎゅっと抱きつかれて慌てる僕。
 身長175センチの僕は、男として決して小柄なわけじゃないんだけど、186センチの長身でグラマーなヴァナルガンドにこんな風に“スキンシップ”されると、まるで「憧れのお姉ちゃんに溺愛されてる年下の弟分」になったような錯覚を覚えてしまう。
 (あながち間違ったたとえでもないのが、アレだよなぁ)
 僕だってこれでも男だし、背中に感じる推定Fカップの“ふたつの柔らかいふくらみ”の感触については、正直に言えばものすごくうれしいけど、一応この部隊を指揮する立場の者として、そういう私情は表に出すわけにはいかない。
 「……な、なんの、これくらい。あ、そろそろ煮える頃合いだから、みんなを呼んで来てくれないかな?」
 「はーい、わかりましたぁ」
 厨房をいったんは出ていったものの、すぐにひょこっと顔を出すヴァナルガンド。
 「それと~、ご飯だけじゃなくて、マスターさん自身のことも大好きですからね♪」
 「!」
 言うだけ言って、彼女は顔を引っ込めた。廊下をパタパタと駆けていく音が聞こえたから、ヴァナルガンド自身もさすがに恥ずかしかったのかもしれない。
 「まいったなぁ」
 うれしさについニマニマとにやけそうになる顔を意識して引き締めつつ、キル姫の皆がダイニングに集まるまで、僕はシチューの鍋を意味もなくかき回し続けるのだった。


 ──ということで、「ファンキル」、SRPG『ファントム オブ キル』のキャラ、ヴァナルガンドさんが最近お気に入りです。
 長身でグラマー、かつ心持ち垂れ目気味で、おっとりふわふわなお姉さんキャラとくれば、私のハートにビビッとこないわけがないのですが、さらにその素性(ヴァナルガンドとは「破壊の杖」という意味で北欧神話の魔狼フェンリルの別名)ゆえか、髪型が狼の耳みたくピョコンと尖ってたりするのです。これは、いけません。某『タユタマ』のましろ(獣系たゆたまの首魁で、やっぱり髪の毛が犬耳型)が最萌ヒロインのひとりである私には、あまりにもツボをついたキャラ過ぎます。声も山本希望さん(「じょしらく」の手寅とか「ニャル子さん」のアト子役)で、ほんわかテイストが非常にマッチした感じでGOOD!
 ……まぁ、純粋にゲームのユニットとしての性能は「弱くはないが微妙」なんですけどね。「仲間のHP/命中/回避/必殺を1.2倍にし、毎ターンHPを回復する」というリーダースキルは、ある意味チートなんですが、「ただし風属性ユニットに限る」という制限がつくのが痛いところ。杖(僧侶系)ユニットの基本である単体HP回復のほかに麻痺治療や敵のデバフなんかも可能ですし、専用スキルの「フェンリルクロー」で回避を上げつつ攻撃もできて万全──と言いたいところですが、“速”や“技”の値がそこまで高くないため、発動率と命中率がよいとは言えず、トータルすると「器用貧乏」気味な結果に……。
 まぁ、優秀な風属性を集められたなら、壁兼支援役としてがんばれると思います。

まさに肉食!(微メシテロ有)

 連休にするべく今日は休みをとったので、以前から一度行ってみたかった催し“肉フェス”に行ってきました。
 肉フェスとは……まぁ、簡単に言うと期間限定の肉料理の屋台村みたいな場所ですね。それも結構お高いお肉の。
 以前からネットのブログなりやる夫スレなりで見かけて興味があったので、思い切って足を運んでみました。
 お台場の会場に着いたのが12時過ぎ。もっと早く行きたかったのですが、実家関連の外せない用事があったため、昼飯時という「最高かつ最悪の時間帯」に来てしまいました。最高なのは、お腹が適度に減った状態でたくさんのモノが美味しくいただけるから、そして最悪なのは、他の人々も皆同様の状態で一番混雑している頃合いだからですね。
 入り口で、700円の食券を10枚購入。10枚だともう1枚……ついてくるわけではないのですが、代りにプレミア購入券というものが1枚もらえます。これは、言うならば「横入り権」ですね、長蛇の列が出来ていてもコレがあれば1枚につき一回直接屋台先に行って買えるという。最初は「オマケにしても微妙な」と苦笑しましたが、あとで列に並ぶ段になって有り難さが理解できました。
 ちなみに、食券がなくともパスモやスイカなどの電子マネー類があれば屋台のレジで購入は可能ですが、それにすると自分の歯止め効かなくなりそうな気がしたので、当初の予定通り7000円分の食券を購入するにとどめました。
 さて、それなりに広い会場に入ると、すでに敷地の7割近くが人で埋まっている状態。混雑耐性の低い私は、いきなり心がくじけかけましたが、すでに食券を購入していたこともあって踏みとどまります。
 パンフを見ると、メインとなる肉類の店が22、ビールやデザートなどを扱う店が8あります。値段については、大半が1400円(食券2枚)ですが、700円(1枚)や2000円以上のものもあるようです。配分が悩ましいところですが、今回は「1400円を4軒、700円を2軒回り、ドリンクなどはパスする」ことに決めました。
 まずは1軒目。列の並び具合とメニューの内容から、最初はまずはアッサリ風味と思われる【熟成赤みステーキのチーズソースがけ】@銀座WORLD DINNERへ。列の長さの割には比較的早く買えました。赤みの多いタタキみたいなレア肉に、トロリととろけたチーズと甘めのステーキソースがかかっていて、口に入れただけで「旨い!」と確信できます。立ったまま(テーブルが満席なので)無言で食べ続け、たちまちスチロール皿は空に。量的には小皿のオードブル程度ですが、肉の味という点では、さすがは噂に名高い(?)肉フェス、十分満足できそうです。
 しばしの会場を見まわした後、次は「黒毛和牛の5部位が一度に味わえる!」という謳い文句に惹かれて、【那須高原 黒毛和牛 一頭串】@敷島ファームあ・かうはーどに並びました。宣伝文句通り、大きな竹串にサーロイン、ウデ、肩ロース、バラ。、モモの5つの部位の焼肉が刺されています。先端部がいきなりサーロインで、とてもジューシーで美味しかったものの、そのあとの4部位が見劣り、もとい食べ劣りして損したような気がするのは残念。いったん串から外して食べる順を調整するべきでした。いや、冷静に考えると他の部位も十二分に美味しかったのですが……。
 串焼きなので食べながら並ぶことにした次の標的は【ぶっかけトリュフのシルクロース】@よろにくへ。このメニューも私好みのレア焼き状態で、生に近い高級牛肉の食感で「舌が幸せ」状態。さすがは“食べログアワード2015”で全国1位をとった店だけはあります。まぁ、その分、量はちょっぴりなのが惜しいところですが、これは贅沢でしょう。
 2枚メニューのトリに選んだのはテレビなどでも有名な【飲めるハンバーグ】@肉の匠将泰庵へGO! 名前が知られているだけあって、他の店以上に長い列が出来ていておそらく30分近くかかりそうですが……ここでおもむろに先ほどもらった「プレミア購入券」を取り出す私。はい、30秒で買えました。すごいぞ、プレミア券! そしてハンバーグのお味はと言えば──「なんちゅうもんを食わせてくれたんや」な京極さん状態(いや、落涙はしませんでしたけどね)。しかし、これは熱々でジューシーな肉汁あってこそ。肉そのものも確かに美味しいんですけど、「飲める」というほどに溢れる肉汁にこそ、このメニューの真髄があると確信。それだけに、このメニューを持って他の店に並んでいて、折角の肉汁を冷やして台無しにしている他のお客さんを見た時は「もったいない」と思ってしまいました。
 さて残る2枚の食券でどこに行こうか──と考えたて、とりあえず「腹が膨れるメニュー」も欲しいなと思ったところで、折よく【特選牛サーロインカツレツ】のカツサンド@京都きむらてつを発見。サーロインを赤みを残したやわらかい牛カツにしてピタサンドに九条ネギと一緒にはさんだ代物のようです。お味の方は──うん、まぁ、こんなモンか。別にマズくはないんですが、さすがに他の高級牛店のあとでは正直かすんでしまいました。私が知ってる牛カツの美味しい店と比較して、それほど違いがなかったのも感動が薄い一因かも。
 気を取り直してラスト、ここでご飯ものに挑戦しようと思ったものの、肉焼寿司だと、正直さっきのカツサンドの二の舞になりそうな気もしたので、思い切って牛ではなく鳥の店へ。【ハーブチキンささみ寿司】@大山産ハーブチキンに並びました。こちらは列の短さの割には待たされたのですが……。渡された皿には、サッとあぶったささみ肉を握り寿司にしたものが4つ。なかなか食べでがありそうです。実際、まだ腹8分目どころか半分ぐらいしか満たされていなかった空腹感が、これのおかげで7分目以上には満足できました。お味のほうも、牛のいい肉みたく「俺は今、モーレツに感動している!」とまではいかないものの、「うわ、コレもっと食いてぇ」と思わせるに十分な美味しさでした。
 そんなワケで、昼間っから食欲と美食欲を満たして、帰って来た次第。とは言え、今回食べられなかった店も気になるので、最終日の日曜あたりにフラフラ行ってしまうかも。
 ちなみに、お台場以外にも幕張と明治神宮外苑(5/3~)、福島(5/19~)、秋田・青森・新潟(6月)、軽井沢(8月)、金沢(9月)でも、この“肉フェス”は開催されるようなので、行ける範囲である人は、一度足を運んでみてもよいかもしれません──混雑に耐えられる根気のある人限定ですが。
プロフィール

KCA(嵐山之鬼子)

Author:KCA(嵐山之鬼子)
Pixiv、なろう、カクヨムなど色々書いてます。感想などもらえると大変うれしいです。
mail:kcrcm@tkm.att.ne.jp

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